溺愛度7% Seifu side ページ9
【政府のとある男性視点】つまりモブ
「おぉ、これはヤバイな・・・」
政府のお偉いさんの養子である、少女からの『任務完了』という伝達が届き、俺達(俺+近侍の長谷部)はここに来たばかり。
早く来てしまったからか、処理が追い付いていないらしく、玄関からの悪臭、入ったとたんに倒れている刀剣。いや、折れた刀達。
足の踏み場もない状態で、長谷部はすばやく俺を引き上げてくれた。
「主、これは・・・・・」
『ありゃぁ・・・・』
廊下に出てみたら大事件。
血 血 血。
部屋の襖が開いていたから覗いてみたものの、最悪の状況だった。
鶴丸の言葉を借りれば、こりゃ驚いた。で、ある。いや、マジで。
たしか、アイツはまだ高校生であるし、刀はいつも一期一振。
アイツ以外を共に連れているのを俺は見たことがない。
まあ、アイツが初期刀として来たのだから愛着が沸くのはしょうがないとは思うが。
しばらく歩くと、どんどんと強くなる悪臭。濃くなる血。レア度4など強いレベルの刀。
中には短刀もいて、粟田口も何人かいた。そして、彼等の本体は真っ二つ。
いくら本丸が違うとはいえ、弟を折るのは相当しんどいはず。
もしかしたら、Aがしたのかもしれないが。
そして、明らかにボス部屋と見えるくらいのオーラがある部屋に到着。
どれだけ、戸惑っても結局は入るしかないので早速入ろうとすると、スパッと何かが頬をかすった。
「主!っ、貴様、ここの本丸の生き残りか!?」
「いや、長谷部違う。そいつはここの本丸改正担当の水無月 Aの刀、一期一振だよ」
「・・・うちの主殿を呼び捨てにしないでいただきたいのですが」
「ああ、わりぃわりぃ」
軽く謝る俺に絶対零度の視線を向けてくる一期一振は血だらけの服装だっだが、自身の体は見たところ、どこも傷は付いていない。
片手には俺の頬をかすった物であろう自身の刀。しかし、腕の中にはすやすやと眠るAには傷ひとつ、付いていない。
それを愛しそうに見つめる一期一振。
その目は俺を見た目とは全然違う、柔らかくて、優しい瞳。
ああこいつ、Aに惚れてんのか。
理解するのにそう時間は掛からなかった。
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ゆりりあ - リザさん» ありがとうございます!うちの一期は過保護タイプで、髭切は甘やかしタイプなので二人の愛はどろどろだと思います。コメント、とても嬉しいです。励みになります、これからも応援宜しくお願いします。 (2018年11月23日 11時) (レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
リザ - お久しぶりです!お話読ませてもらいました!一期と髭切が今後どのように愛を育むのか?とても気になります(?〜?)♭ (2018年10月17日 19時) (レス) id: 247d31804a (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりあ - リザさん» ありがとうございます。一期と髭切は私の推しですので楽しく書かせていただいてます!これから五神寿達も__________も出てきますので楽しみにされていてほしいです。 (2018年9月17日 20時) (レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 初めまして、リザと申し上げます。小説読ませていただきました!刀剣の愛と審神者がすごく良かったです!続き楽しみにしてます! (2018年9月17日 8時) (レス) id: 247d31804a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆりりあ | 作成日時:2018年8月10日 9時