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溺愛度12% Ichigo side ページ14

愛くるしいその姿に思わずクス、と笑みを溢した。



そして、私がそうすることでむくれるA。



嗚呼、なんと愛らしいのだろうか。





『っ・・・・!!なんでわらうの!』




「いえ、とても愛くるしいと思いまして」




『・・・・あいくるしい?』



「はい、とっても。









ああ、貴方がとても可愛らしいという意味ですよ」





そういうとキョトン、と不思議そうに考え始めたA。




しかし、すばらくすると私をじっと見つめてきた。





「・・・・何か?」



『あなたのなまえ、わたししらないの。




だから、あなたのおなまえ、おしえてください』





先程まで敬語など使っていなかったのに・・・・とまたもや笑みが出そうになるが、これ以上彼女を怒らせないように何とか耐えた。



彼女の頭をご機嫌直しに撫でながら質問に答える。



「私は一期一振。粟田口唯一の太刀であり、長男です」




『いちごひとふりかぁ。・・・・いちご』



「はい、何でしょうか」



彼女の綺麗な声で紡がれる言葉は魔術のように私を虜にしていく。



別に彼女が悪どい訳でも、魔女でもないが。



「わたしのなまえね、_______Aっていうんだよ』



名字と名前を全てしっかりと言えることに驚いたが、それよりも名前を教えてもらったことに驚いた。



本当は名前などを刀剣男士達に言ってはならないのに。



「何故、名前を教えてくれたのですか?」



『んーとね・・・・・・・、









だっていちごは、わたしのだいじなひとだもん』



ふふ、と笑ったAはちゃんとした人間で、私のたった一人の主だった。

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ゆりりあ - リザさん» ありがとうございます!うちの一期は過保護タイプで、髭切は甘やかしタイプなので二人の愛はどろどろだと思います。コメント、とても嬉しいです。励みになります、これからも応援宜しくお願いします。 (2018年11月23日 11時) (レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
リザ - お久しぶりです!お話読ませてもらいました!一期と髭切が今後どのように愛を育むのか?とても気になります(?〜?)♭ (2018年10月17日 19時) (レス) id: 247d31804a (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりあ - リザさん» ありがとうございます。一期と髭切は私の推しですので楽しく書かせていただいてます!これから五神寿達も__________も出てきますので楽しみにされていてほしいです。 (2018年9月17日 20時) (レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 初めまして、リザと申し上げます。小説読ませていただきました!刀剣の愛と審神者がすごく良かったです!続き楽しみにしてます! (2018年9月17日 8時) (レス) id: 247d31804a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆりりあ | 作成日時:2018年8月10日 9時

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