溺愛度10% ページ12
夢の空間でふわふわ、とした暖かいものが私のおでこにのせられた。
思わず、目を開けた。
そこには、私のおでこに手を当てている戦闘服のままの一期がいた。
私が目を開けた当初は少し驚いた動きをしていたが、ふんわりと笑う。
「おはようございます、A」
『ん・・・おはよ、いちご』
彼から簡単に聞くと、どうやら私は気絶してそうでここまで一期が連れて帰ってきたらしい。
少々申し訳ないが、一期の方が申し訳なさそうだったので止めておいた。
私が布団から起き上がると一期がぎゅ・・・と私を優しく抱き締めた。
私もそれに答えて背中に手を回した。
「貴方より、弟の方が守りたいなどと私は絶対に言わないと知っているはずでしょう。・・・どうして、刀を出さなかったのですか」
そう聞く一期の声は若干震えている。
一期にとって、私は家族同然のような存在である。と彼は言う。
もっと何かを隠している風に見えなくもないが、プライバシーというものがあるから深くは聞かない。
『一期はさ、いくら普通の一期と違っても、私のたったひとつの宝物なの』
「たから、もの？」
『うん、皆のことも好きだし大好きだけど一期とは契約もしちゃうくらい仲が良いってことは、お互い知っているでしょう？』
「・・・・・・はい」
『いくら、どんな一期が居ようとも、私は貴方しか必要としてない。どんなに優しくても、性能がよくてもね、
私のパートナーはここにいる一期一振。
貴方だけなんだから」
私とずっと一緒にいてくれた。
大好きなお兄ちゃんのような、家族のような・・・・ちょっともどかしいけど大切な存在。
__________たった一振りの一期一振は私にとっての宝物。
溺愛度11% Ichigo side→←溺愛度9% Seifu side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 232人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆりりあ - リザさん» ありがとうございます！うちの一期は過保護タイプで、髭切は甘やかしタイプなので二人の愛はどろどろだと思います。コメント、とても嬉しいです。励みになります、これからも応援宜しくお願いします。 (2018年11月23日 11時) (
レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
リザ - お久しぶりです！お話読ませてもらいました！一期と髭切が今後どのように愛を育むのか？とても気になります(？〜？)♭ (2018年10月17日 19時) (レス) id: 247d31804a (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりあ - リザさん» ありがとうございます。一期と髭切は私の推しですので楽しく書かせていただいてます！これから五神寿達も__________も出てきますので楽しみにされていてほしいです。 (2018年9月17日 20時) (レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 初めまして、リザと申し上げます。小説読ませていただきました！刀剣の愛と審神者がすごく良かったです！続き楽しみにしてます！ (2018年9月17日 8時) (レス) id: 247d31804a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆりりあ | 作成日時：2018年8月10日 9時
