キセキ45 ページ7
鳴り響いたホイッスルに
白凪はすんでのところで舌打ちを呑み込んだ
最後まで白熱した試合は
同点で終えた
A「おいおい、マジかよ...」
しかし何より
白凪が予想外だったのは
黒子だ
いや、元より予想していたが
その予想を大きく上回ってきた
あれは厄介だ
もう少し間近で見る必要があると判断したこと
そして
思ったよりも全体のレベルが上がっていたこと
まさか
あの秀徳とここまで渡り合うとは思っていなかった
夏はまぐれだと
そう思っていたし、実際にそうだった面もある
A「(...日向さん、だっけ主将。アレはまあ、放置してもいいだろう。その場対処でなんとかなる、はず。
伊月さんも予定通りだし、木吉鉄平はどうせすぐに使えなくなる。
あと問題があるとすれば...)」
火神大我
思っていた以上だ
高さ勝負に持ち込まれれば勝ち目は無いに等しい
元々
霧崎第一は大型選手のいるチームではない
立ち上がった白凪の髪に照明が反射し
黒子と視線が交わった
その視線に迷いはなく
前だけを見据えている
それでいい
A「明日、勝った方が駒を進める」
くるりと向きを変え
階段を上がり、資料に書き込みをしながら器用に人ごみを抜ける白凪
明日の対策に真剣で
控え室へ向かうだけだと、警戒も全くしていなかった
だから、その存在に気付かなかったのだ
ﾄﾞﾝｯ
A「ぇ...」
背中に衝撃を感じ
一瞬の浮遊感はすぐに痛みへと変わった
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琉月(プロフ) - 冬獅子さん» お返事遅くなりました！まさか、可愛くて癒されるという反応がいただけるとは思っていなかったので、意外でした...！ (2017年3月3日 16時) (
レス) id: b79a328951 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子(プロフ) - 続編おめでとうございます!白凪の性格とても可愛くて癒されました〜。誠凛との戦いでどうなっていくのか楽しみです！ (2017年3月1日 0時) (レス) id: fdc0b78813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉月 | 作成日時：2017年2月28日 17時
