キセキ70 ページ32
取って、取られを繰り返すものの
霧崎第一は5点前後を右往左往するのみで、逆転することはなかった
けれど今、残り時間が2分をきるとその瞬間は訪れた
A「(あとちょっと...あとちょっと...)
...ふ、ぬっるいねぇ」
かちりと頭の中で針が進んだ
一瞬、花宮と白凪の視線が交差し、花宮が伊月を抜いて
「「「ティアドロップ!?」」」
放たれたそのシュートは
正直に見惚れた
霧崎第一逆転だ
花宮「狡い手使わなくたって、お前らなんざ簡単に潰せんだよ。
木吉を潰せなかったのは不満だが、まあいい。どうせ負ければお前らの夢はゲームオーバー。
残念だったなぁ?
これで、お前らの虫唾の走る友情ごっこもおしまいだ」
黒子「ふざけるな」
A「(...ふぅん?)」
黒子「僕は“キセキの世代”(彼ら)のバスケットが間違ってると思って
戦うことを選びました。
けど、彼らは決して....
オマエのような卑怯なことはしない....!!
そんなやり方で僕らの
先輩達の
誠凛(みんな)の夢の邪魔を
するな!!」
花宮の顔スレスレを通ったボールが
火神の手元に収まりそのままゴールへと押し込まれた
歓声、そして誠凛の迫力ある逆転に観客は盛り上がる
けれど
まだ残り時間は1分も残っているのだ
A「っふ、あははははっ!
なーに、勝った気でいるの?
勝利の為なら、自分達のためなら
相手のことなんてどうでもいいんでしょ、お前達は。
言っただろ?ゲームオーバーだよ」
足を泥沼に突っ込んだみたいな感覚だ
準備も
時間も
全てが終わった今
ここからは白凪Aの土俵だ
139人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琉月(プロフ) - 冬獅子さん» お返事遅くなりました!まさか、可愛くて癒されるという反応がいただけるとは思っていなかったので、意外でした...! (2017年3月3日 16時) (レス) id: b79a328951 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子(プロフ) - 続編おめでとうございます!白凪の性格とても可愛くて癒されました〜。誠凛との戦いでどうなっていくのか楽しみです! (2017年3月1日 0時) (レス) id: fdc0b78813 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琉月 | 作成日時:2017年2月28日 17時