キセキ55 ページ17
ゴール下の事故なんて
よくあることだ
木吉が“バランスを崩し”その体が傾いた
それに伴ってリバウンドを取り着地しようとした古橋が着地点を失い
巻き込まれる形で倒れ込む
2人揃って倒れ込んだ時
古橋の肘が落下の威力そのままに木吉の顔面に直撃してしまう
すぐさま笛が鳴り響きレフェリータイムがかかる
A「古橋先輩どこも痛めてないかな？
一応救護箱出しとこ」
ベンチの下から救護箱を取り出した白凪の意識は
下敷きになった木吉には微塵も向かず
あくまで
巻き添えを食らって倒れた古橋の心配にのみ向いた
それを見て瀬戸は決して薄情だとか
冷たい人間だとは思わなかった
けれど
白凪という人物に対して疑惑は持った
彼は一体、何がしたいのだろうと
ラフプレーがやりたい訳では無い
けれど何も言わず
仲間のことは気にかける
そのくせ、仲間という言葉を嫌う
瀬戸「(...なんだっけ、そういうの...)」
まだ半分寝ている頭で考えながらも
瀬戸は結局それを放置して再び眠りについた
一方コートでは
日向が花宮に突っかかっている
日向「ふざけんな、テメェまた....!!」
花宮「はあ？
また言いがかりかよ。
知らねーよ。
ゴール下でもつれて起きた事故だろ、事...」
途切れた言葉と向けられた視線
花宮はそこで思い出した
白凪が言っていたではないか
A『多分アレ、何しても前半は壊れないわ』
その言葉通り
木吉は立ち上がった
誠凛のメンバーを守るように前へ立ち
両手を広げ
それを見た白凪の抱える救護箱に
僅かに力が込められた
A「......」
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琉月(プロフ) - 冬獅子さん» お返事遅くなりました！まさか、可愛くて癒されるという反応がいただけるとは思っていなかったので、意外でした...！ (2017年3月3日 16時) (
レス) id: b79a328951 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子(プロフ) - 続編おめでとうございます!白凪の性格とても可愛くて癒されました〜。誠凛との戦いでどうなっていくのか楽しみです！ (2017年3月1日 0時) (レス) id: fdc0b78813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉月 | 作成日時：2017年2月28日 17時
