キセキ53 ページ15
パラリと手元の資料を引き寄せ捲った白凪が
誠凛を一瞥し
それから時間を確認する
A「まあ、前半も終わりに近いし、少しの無茶くらいはしてくるでしょう。
けど、前半は何も焦らなくていい。
まず
伊月俊に関しては、花宮先輩に任せます。変更なしです。
次
外からの得点源である、日向順平。
これは、中の当たりを強くすればボロボロになるんで警戒ほぼなし。
火神大我も同じくです。元々外は苦手みたいなんで、まぐれくらいでしか入らないでしょう。
ただ
問題があるとすれば、木吉鉄平」
山崎「本当に1人でやるつもりなら、相当バカだろ」
原「壊して下さいって、言ってるよーなもんじゃん」
山崎と原が呆れ混じりにそう言うが
白凪は資料をベンチの上へ放り投げ、息を一つ吐く
A「多分アレ、何しても前半は壊れないわ」
花宮「はぁ?」
明らかに花宮の機嫌が悪くなる
確かに、花宮は木吉の様なタイプの人間は嫌いだ
黒子も然りだが
しかし
白凪とて冗談でこんなことを言っているわけではない
A「しばらく見てたけど、仲間を守る余裕があるというより
守らなければ、という意思ですね。
何があっても前半は持たせてくるだろうし
負ける気は無いみたいなんで、リハウンド死守すら困難になりかねない。
仮にもあれ
無冠の五将の鉄心でしょ」
まさか、ここまで厄介で
鬱陶しい奴だとは、白凪も思っていなかった
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琉月(プロフ) - 冬獅子さん» お返事遅くなりました!まさか、可愛くて癒されるという反応がいただけるとは思っていなかったので、意外でした...! (2017年3月3日 16時) (レス) id: b79a328951 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子(プロフ) - 続編おめでとうございます!白凪の性格とても可愛くて癒されました〜。誠凛との戦いでどうなっていくのか楽しみです! (2017年3月1日 0時) (レス) id: fdc0b78813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉月 | 作成日時:2017年2月28日 17時