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キセキ52 ページ14

木吉「火神!!」


木吉の焦った様な声が響くが
手薄になった隙に原がボールを取り、ゴールへ放る

と、そこで予想外の展開が起きた


A「あ?それはダメだよ」


火神が原に向かって拳を振り上げたのだ
もちろん審判には見える位置
慌てた誠凛が叫ぶが

よく通る声が、火神の動きを止めた


A「火神」


それは紛れもなく白凪の声で
ベンチから立ち上がった彼に、火神はピタリと動きを止めてそちらへ目を向けた
それには原も意外そうにしていたが
花宮は呆れ気味だ


A「お前いないと、つまらないじゃん」


だから、何つまらないことしようとしてんの?
そう含めた言い方をし、微笑む白凪に火神は腕を下ろす

冷静になったのか
数言黒子と会話をすると、すぐに誠凛のタイムアウトが入った


戻ってきた霧崎第一も
原が不服そうにしながら白凪へ抱き着く


原「もぉー、なんで止めたのさ、A!!」


A「だって、あんなんで退場されちゃったら
“弱くて相手にならない”じゃないですか」


クスクスと
確実に聞こえるであろう声量で言う白凪に、思わず原も口元を引き攣らせた


それより、と白凪は原へ飲み物を押し付け
誠凛を一瞥してから表情を引き締める


A「次の誠凛、少し手強くなりますよ。


中は木吉鉄平のみの
1in4outに切り替えてくるはずです」


花宮「確率は?」


ボトルから口を離した花宮の問いに
白凪は笑みを浮かべる














A「100%」

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琉月(プロフ) - 冬獅子さん» お返事遅くなりました!まさか、可愛くて癒されるという反応がいただけるとは思っていなかったので、意外でした...! (2017年3月3日 16時) (レス) id: b79a328951 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子(プロフ) - 続編おめでとうございます!白凪の性格とても可愛くて癒されました〜。誠凛との戦いでどうなっていくのか楽しみです! (2017年3月1日 0時) (レス) id: fdc0b78813 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琉月 | 作成日時:2017年2月28日 17時

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