本日でマネージャー辞めさせて頂きます……が、離れてくれません。【大西流星】 (ページ4)

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大西side

俺は美琴とそういう関係になれへんのかな
ずっと夢に思ってきたことだった

『はぁ』

大西「ッ…」ﾋﾞｸｯ

美琴にだけは嫌われたくない一心で動いていた
だけど今、嫌われても仕方ないのだろう。

大西「なんで、」

なんで俺じゃないん？
ずっとずっと美琴だけを見てきて愛してたのに

『………流くん』

大西「……へ？」

『私が大西くんって呼ぶ度にずっと苦しそうに笑ってたから、何でだろうって思ってたの。』

確かに苦しかった
なんで俺だけ名字呼びなんだろうって

『流くんがやっと言ってくれたから、分かるよ。流くんの嫉妬だったんだね』

ニコッと笑う美琴は嬉しそうだった

大西「な、なんで嬉しそうな顔すんねん！！」

『なんでって、流くん気付かんの？』

大西「はっ…！？」

西畑「あちゃー、気付かんほど鈍感やったか流星。」

道枝「流星以外みんな気付いてたのにね〜」

『はぁ、これだから流くんは。』

大西「え？なに？ほんまイライラするんやけど」

俺だけ知らない美琴がいるなんて、ほんま腹立つ。

道枝「ほんまに流星のこと嫌いやったらとっくに離れとるはずやし、ましてや下の名前で呼ばんやろ。」

確かに…駿介の言う通りや

大西「え。てことは……」

『流くんが思ってたことは、流くんだけやないで。』

大西「へ？」

『俺だけ、とか言うけん。あほ。』

『私やて、………思ったんよ…』((ﾎﾞｿ

小さい声だけど聞こえた

大西「ッ…！！美琴！」

いっぱいいっぱい抱きしめた

『……………好きやで』

大西「ほんまに！？！？」

『何度も言わすなや』

大西「もう一度言ってや！」

『いやや、』

ぶんぶんと恥ずかしそうに首を横に振っていた

道枝「言ってあげな、美琴。」

『んぇ、恥ずかしいんやもん。みんなの前でなんて……』

メンバーはそれぞれ“おめでとー”って祝ってくれていた

大西「愛してるで！！美琴！」

『ッ…知っとるで、耳元で叫ばんといてや！！あほ！』

西畑「ほら、溺愛カップルになったやろ。」

大橋「滝沢くんに言うてマネージャーは美琴のままになったから荷物戻しぃや？」

『へ！？それとこれとは別でしょ！！』

大西「流石リーダーやな！！はっすん大好きやで！」

多分今までにないぐらいニコニコだろう

大橋「やって俺達も新しいマネージャーに慣れるのめんどくさいし、ええやろ？」

確かに、はっすんを思えばこのままいた方がええやろうな。