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美琴side

竜胆さんの体操服着たとき…え、デカすぎね??
まぁさっさと教室戻りますか

『着替えた…ってなに喧嘩してんの?お姉ちゃん強くないから優しくして!!』

頭鷲掴みしてる竜胆さんを離した

竜胆「あ?本当にコイツお前の姉貴か?」

蘭「マジで腹立つ」

『ちょい待て、一般人に警棒使っちゃダメ!!め!』

なんかクラスメイトから凄い哀れみの視線が送られた

竜胆「チッ…美琴に免じて許してやる。」

蘭「竜胆がそうするなら仕方ねぇなぁ」

『許しちゃうのね竜胆さん……』

竜胆「お前が止めるからだろ」

蘭「だって〜。ん?お前、竜胆の服着るとチビなのが分かるなぁ。」

私の身長はほぼ竜胆さんと同じだ

『私はチビじゃなくて、体格の差ね??』

竜胆「お前、マイキーと同じ身長だったら女版マイキーって呼ばれてもおかしくねぇぐらいだぞ。」

『マイキー?』

どっかで聞いた名前だなぁ

蘭「知らねぇの?渋谷仕切ってる東卍の総長だ」

『へぇ、凄い人なんだな。』

総長ならそこら辺のヤツらより強いんだろうな

「美琴!そんな危険な人と関わるのやめて、私たちと関わりなさい。」

お姉ちゃんがそう言った
周りの人は優しいとか流石完璧な姉とか言う人がいる
一方、私のことを悪くいう人もいた。

『私が誰と関わろうが関係ない。姉妹だからって私のダチを悪くいうのやめたら?』

「私はあなたを心配して言ってるのよ!」

『余計なお世話』

竜胆「兄ちゃん、もう運動場に向かっちまったから行くぞ。お前、本気出せよ?」

『えぇ…蘭さん早すぎ…!てか本気出せれない!!』

竜胆「あ?なんでだ?」

『………手加減してる…』

誰とは言わなくても竜胆さんは理解してくれた

竜胆「お前さ、どんだけ自由を奪えば気が済むんだ?人を比べるとか有り得ねぇんだよ!!美琴は美琴だ、お前らしくやれば良いんだよ」

『!』

竜胆さんが認めてくれた
私は私だということを

竜胆「美琴、本気出してくれるよな?」

『うん、』

ヤバい泣きそうだ
認めてくれることがこんなにも嬉しいんだ
私たちは蘭さんのいるところに向かう前、竜胆さんの服袖を掴んだ。

竜胆「どうした?」

『ありがとう』

竜胆「別にお礼言われるようなことしてねーけど」

『私を認めてくれて、嬉しかった。』

竜胆「そうか」

よしよしとゴツゴツした手で頭を撫でてくれた
私はこのときに竜胆さんの忠誠心を誓った

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作者名:宮野志保 | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2023年4月5日 22時

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