アサシン、不良に恋をした。【東京リベンジャーズ×暗殺教室】 (ページ23)

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美琴side

千冬「いやなんでだよ！！！！」

『ぐすっ…にーちゃ…殺しちゃだめ……』

一虎「どうしてほしい？オマエのためならなんでも叶えてやる」

一虎ってガチめに言うから“アイツ嫌い、殺したい”とか言ったら代わりに殺してそうで怖いわ。

『んー…じゃあギューして』

すると優しくギューしてくれた

『……私ねぇ、前世でも愛されたこと無かったんだ。前世は姉妹で私が姉だったんだけど、妹が悲劇のヒロイン気質で泣けば譲ってくれる、泣けば許してくれるって言う考え方だったんだよ。』

一虎「ソイツの考え方1番嫌いだワ」

マイキー「俺も。そんなヤツ、ここ(不良の世界)じゃ生きてられねぇぞ。」

『うん。私のいた世界はめちゃくちゃ平和だからね？両親が妹を凄く甘やかしてた。周りも。私の声は一切届かなくて、妹の声ばかり聞いて。悔しかった、辛かった。』

三ツ谷「あー……それ、俺も分かるわ。」

隆は下に妹2人いるから理解してくれるだろうと思った

『でしょ？私は最初だけかと思ってたけど、数年経てば違うことって分かるよね。私は完全に親に捨てられたんだよ、払ってくれるのは学費だけ。あとはどうにかしろと、誰も頼れなかった。だから給食でたくさん食べてた。』

一虎「オマエ、捨てられすぎだろ。」

『うん。だからもう諦めてた、誰かの大切な人になりたいとか、誰かに愛されるために頑張ろうとか、くだらないって思い始めた。でもここに来てからは千冬兄ちゃんだけが私を愛して支えて大切にしてくれた。それが嬉しくて、辛くて悔しかったんだよね。』

誰かに愛されたいとか
誰かに支えられたいとか
誰かのために頑張りたいとか
誰かのために守り抜きたいとか

マイキー「なんで嬉しいのに辛くて悔しいんだよ」

『うーん、なんでだろう？わかんない！でもそう思った！！私の人生は後悔でしかないって！』

私は生まれてきたこと、生まれ変わったことに後悔している。
するとギュッと隆に抱きしめられた

『え！？ちょ、』

三ツ谷「俺は八戒とかに良く言うけどよ、生まれた環境に恨むなよ？恨んだって仕方ねぇ、自分なりに生きるしかねぇんだから。だからこれからは自分のために頑張ってみろよ？今はここにいるのはオマエ1人か？」

『………ちがう、』

ここにいるのは私が声をかけて集まった人もいる

三ツ谷「だろ？お前の声で動くヤツらがとくにコイツがいる」