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美琴side
莉犬「ねぇ、血、いつ吸わせてくれるの?」
あー…その為に追いかけられたんだっけ?
『ゲームやりながらでも良い?』
莉犬「吸わせてくれるなら何でも良いよー」
らしい。多分みんな私の血吸うんだろうな
ジェル「あ、俺のことは気にしんでええからな。」
長い歯を出し茶髪の女の子の首に刺した
『え。その子大丈夫なの?』
「大丈夫。私の旦那だから」
『えぇぇぇぇぇ!?!?』
茶髪の子は遠井あかねと言って人間らしい
あとの5人は嫁探しのため、人間界に来てるらしい。
莉犬「美琴ちゃんの血美味いね!!」
るぅと「ん、あ、ホントですね。」
ななもり「こんなに美味しい人はいないよね」
ころん「最高」
さとみ「実際赤ワインより美味しいんじゃ…」
どうやらみんな、私の血が気に入ったらしい。
『あ、ミスった。』
単純にミスった 私はメガネかけながらゲームをやっていた
ななもり「美琴ちゃんを嫁候補の1人にしようか」
『は?あ、あぁぁぁぁぁぁ!!』
さとみ「お前、馬鹿だな。」
ころん「なんでそっちに行くかなぁ、明らかに怪しかったでしょ!」
『え、ななもりくんなんて!?』
確かに彼氏無しイコール年齢だけど!?
ななもり「?嫁候補の1人にしようとかな、って言ったけど。」
遠井「案外彼らは一途よ?それに自由だし」
“自由”か
るぅと「案外ってなんですか!僕らはずっと一途です!!」
ころん「好きになればの話だけど」
みんなうんうんと頷いていた
『まぁ、考えてみるよ。』
多忙な私に恋愛なんて縁もないけど
人間じゃなくて吸血鬼でも良いかもしれない
ななもり「ほんと!?決まったら教えてね」
『はーい』
とにかく“自由”が欲しい
遠井「美琴ちゃん、明日平日だけど…仕事とかないの?」
『へ?』
仕事?あ…
『終わったぁぁぁぁ…(涙)』
明日なぜか6時半出勤 私は社員だから少しぐらいの遅刻しても文句は言われないだろうが部長の視線が痛いのだ
ななもり「なんで?」
『明日、朝の6時半出勤なの!だから5時に出ないと間に合わない!』
遠井「ブラック企業?」
自分でもそう思う
今の時刻は…2時半
電車に揺れること1時間…駅から歩くこと20分
もう終わった。人生終わった
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作者名:宮野志保 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2020年7月10日 1時