酔い潰れていた男性はまさかの歌い手さんでした【すとpr】【赤色担当】

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美琴side

お、終わった…。

『よっしゃ、帰るぞー!!』

誰もいない病室で叫んだ
今の時間…夜の1時過ぎてるけど…いるかな?

ー飛ばしー

『ただいまぁー』

部屋に明かりが付いてる…いるのかな?

『美桜くん…?』

机にパソコンやら専門的な機械が置いてあった

「ん…」

小さい毛布あったかなー?

『あ、あった…』

ひざ掛け用だけど…大丈夫…だよね?

「……ん…」

『お疲れ様』

私は机の上に置いてあった料理をレンシレンジで温めた

『ん、美味い。』

今日は肉じゃが…和食だね
食べ終わって食器も洗って…

『仕事でもしようかな』

やり残ってる書類の続きしないと

莉犬side

パチッと目が覚めた

「寝ちゃった…」

お出迎えしようと思ったのに…

『んぅ…』

「美琴ちゃん…?」

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
美桜くんへ

ご飯、とても美味しかったよ。
また作ってくれると嬉しいなぁ

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

「ふふ…作って良かった…」

もちろん、また作らせて頂くよ。
俺の楽しみも増えたんだよ

「ありがとう」

メガネかけながら寝てる美琴ちゃんにそう言った

本当は俺が莉犬だって教えたいけど…まだ話す時期じゃないと…俺は思う。

「手帳に挟んどこ…」

これから先、もっと増えるのかな?

『………』

「おはよう、寝れた?」

もっと寝てて良いのに

『ん…おはよう、美桜くん。』

へにゃあって笑ってくれた
俺は彼女が大好きなんだ
でも…俺はこの関係が良いと思ってる
俺はこの関係が壊れるのを恐れてるんだ

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