酔い潰れていた男性はまさかの歌い手さんでした【すとpr】【赤色担当】

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コナンside

コナン「……なに見てんの?」

灰原がリビングのテレビを占領していた

灰原「LIVEよ!!」

コナン「お、おぉ…」

全色ペンライト持って両手でふっていた

コナン「好きなのか?」

灰原「好きね。愛してるわ」

ニコッと笑顔でそう言った

コナン「ふーん…(そんな笑顔見せるんだ)」

俺に見せたことの無い、幸せそうな笑顔。
組織とか何もかも忘れてるんだろうな
多分目の前にいる灰原は普通の女の子

コナン「そか…」

俺には出来なかったことを、すとぷりはやれた。
灰原を歌で救ったんだ
俺には出来ないことで、灰原を…。

コナン「っ…」

俺は結局何も出来なかった
あんな笑顔を出せなかった
多分、明美さんが見たかった、笑顔は…今、灰原が…笑ってるあの…笑顔。

コナン「灰原」

灰原「なによ?」

こっちに視線は向いてくれない
だけど話は聞いてくれるようだ

コナン「“今”、幸せか?」

灰原「えぇ、大切な人がいるもの。それに…すとぷりのみんなもいる。今の私は幸せよ」

コナン「っ…そか」

灰原の大切な人は博士や探偵団のみんな
そしてみんな以上に幸せにしてるのは、すとぷり。

灰原「私、志保に戻ったら音楽の道に進むわ。」

コナン「戻るのか?」

もし、アレが完成したら。

灰原「えぇ。完成したら」

コナン「そっか。なら俺はお前の第1号のファンになるよ」

灰原「あらありがとう」

前の灰原なら絶対とは言わないけど戻らない選択肢もあったんだろうな。

でもそれが無くなった
それを無くしたのは、すとぷりのおかげなんだろう。

灰原「化学の知識はあっても音楽の知識ゼロなのよね。もっと頑張らなくちゃ」

え、あれで音楽の知識ゼロ?
んなまさかなぁ…

コナン「バイオリンなら任せろ」

てかバイオリン限定だけど

灰原「そうね、楽器も弾けてた方が楽よね。じゃあ頼もうかしら?」

コナン「おう!!」

とのことで、毎日数時間、灰原のレッスンが始まった。

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