酔い潰れていた男性はまさかの歌い手さんでした【すとpr】【赤色担当】

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美桜(莉犬)side

「………何時、渡そう…?」

1週間前に役場に行ってきたから
そのついでとして貰ってきた
因みに俺のはもう書いている

「親にも言ってないしな…」

先ずは親の紹介?

「うん、先に親に言おう。」

辛い過去を過ごしてきたとしても親は親だ

『美桜くん?』

「わぁっ…!!」

俺は慌てて後ろに隠した

『??何を隠したの?』

「あー…その…、こ、今度!!今度教えるから…その…」

『??うん、分かった。』

と、とにかく親に紹介するまで隠しとかないと…

「あ、でさ、仕事が休みな日ってある?」

『休みな日?ちょっと待ってねー』

あ、因みに同棲してます。
俺の家に住んでます。美琴は可愛い(←関係ない)

「隠しとこ…」

棚に入れとこうかな

『えーとね、3日後なら空いてるよ。』

「了解」

『何処か行くの?』

「ううん、親に美琴を紹介しようかなって。」

『えっ、あ、うん…わ、分かった…。』

この子めちゃくちゃ可愛い
めっちゃ照れてるじゃん

ー3日後ー

家に家族を呼んだ
みんな喜んでいた

「「「美桜を、よろしくお願いします。」」」

『え、あ、はい。こちらこそ』

一斉に頭を下げたから美琴は戸惑いながらも頷いてくれた

「美桜、これからは幸せに生きるのよ。」

「うん」ﾆｺｯ

美琴のためにも生きるよ

「(良く笑うようになった…)」

『美桜くん、愛してるよ。』

「ぅえ!?あーwお、俺もだよ?」

良く親の前で言えるなぁ
俺なんて恥ずかしくて言えないよ

「なんだ美桜?言わないのか??」ﾆﾔﾆﾔ

「くぅっ…兄ちゃん絶対に面白がってるでしょ!!」

てか兄ちゃんもそろそろ彼女見付けないと婚期遅れるよ??

「うん」

即答かよ。なんかイラつくなぁ

「で?言うの?言わないの??」

「母さんまで!?」

彼女出来るとこうも違うの??

「美桜、言うんだな。」

父さんも…

「￣￣￣￣￣っ…!!…あ、愛してる…。」ﾎﾞｿｯ

「「「『おぉーっ!!』」」」

「おぉーっ!じゃないよ!!何言わせてんだ!!」

多分俺は首まで真っ赤だと思う

『美桜くん』

「なに…?」

もうヤダ。もう家族の前では絶対に言わないぞ

『ありがとう』

その笑顔は、とても幸せそうで、

「っ…」

俺は本当に本当に美琴を、好きでいて良かった。

作者→←ー29ー

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