酔い潰れていた男性はまさかの歌い手さんでした【すとpr】【赤色担当】

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美琴side

はい、あのあと襲われました。
美桜くんカッコよかった

『るんるん♪』

友達が莉犬くんファンでりぬわんチケット当たったらしい…けどどうしても抜けれない仕事があるらしく、そのチケットを貰ってしまった。

『あまり目立たない格好が良いかな』

友達にはアクキーとか缶バ等買うか

『うん、上出来。』

美桜くんは朝からリハでいない
だから来ることも知らないと思う

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

『凄かった』

美桜くんって凄いんだね
とても遠く感じた
とてもカッコよかった

『ふふ…』

さぁ帰ろうかな
会場をあとにしよう…と思った瞬間
声が聞こえた

「待って…!!」

『美桜…くん…?』

会場から走ってきたのだろうか
にしても良く見付けれたね

「来てくれたんだ…楽屋に来れば良かったのに」

『ふふ…驚かせたくて。にしても来てるって良く分かったね?』

1段目の真ん中辺りにいてごちゃごちゃだったのに

「美琴のことなら分かる」

嬉しいなぁ

『ありがとう、カッコよかった。』

「えへへ、また来てくれる?」

『うん、行くよ。』

チケットが当たればね

「美琴」

『ん?』

「愛してるよ」

ギュッと抱きしめられた

『私も愛してるよ』

歌ってるときは遠いって感じた
でも今は誰よりも近い存在だと思ってる

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