酔い潰れていた男性はまさかの歌い手さんでした【すとpr】【赤色担当】

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美琴side

『ん…』

なんか物凄い良い夢を見た気がする

「おはよう、丁度良いとこに起きたね。」

私がたまに聞く莉犬くんの声

『え、夢じゃない。もっかい寝よ』

いや現実でした
スラァッとした現実の莉犬くん…美桜くん

「ちょっとぉ…寝ないでよ〜。」

あ、毛布取られた。

「今日はお出かけしよーね」

毛布を畳みながらそう言う美桜くん

『??何処に?』

「俺の友達の家に」

『え、てことは…』

すとぷりの莉犬くんなんだよね?
てことはだよ?その友達が…すとぷりメンバーだったら…

「メンバーに会えるよぉ」

『マジか。尊死するね』

てかここに美桜くんいるだけでも尊死しそうなのに

「俺は?」

『神様』

だって美桜くんがキラキラ光ってるんだよ
神様にしか見えない

「ふふ…ありがとう。あ、12時前までには行かないと腹黒王子にビール瓶投げつけられるからね。」

『も、もしかして…黄色担当のるぅとしゃん…!?』

あ、噛んじゃったけどまぁ良いや。

「そーだよー」

美桜くんは何か面白くなさそうな顔をしていた

『才能ある子に会えるとか…めっちゃ神。』

金払ってでも会いに行く

「………惚れたらヤダよ?」

はうっ…男性ってこんなに可愛かったっけ?

「あっ、早くしないと本当にビール瓶投げられるよ!!」

現在の時刻、11時30分。

『わぁお』

めっちゃ上手いご飯を食べた
そして慌てて服に着替えて歯磨きして美桜くんと一緒に外に出た

「ん」

美桜くんはすっと手を出した

『??』

手を出されても…私は何をやれば良いんだ?

「っ〜!!手、繋ご?」

照れながらそう言った

『うん。…分からなくてごめんね?彼氏なんていたこと無かったから…分からなくて…』

逆に申し訳ない

「んーん!!俺は嬉しーよ?」

めちゃくちゃ可愛い笑顔

「…………ここでイチャつくなよ…」

ビクッ

『え…、と…?』

そこにいたのはころんくんに似た男性

「あー!!ころちゃん!」

「莉犬、朝からテンション高すぎ。」

莉犬を知ってるってことは関係者かメンバーの誰かかな?

「しかし…うん…、莉犬、譲れ。」

ガサガサボイスな彼
マジマジと私を見つめていた

「はぁっ!?イヤだよ!!……てかなんでここにころちゃんいるわけ?」

「えぇ…みんなのアイス買いに。あ、ちょい莉犬耳かせ。」

美桜くんと2人でコソコソ話し始めた

「ん、分かったよ。」

「てことで早く来いよ〜」

彼はタタッと走って行った

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