酔い潰れていた男性はまさかの歌い手さんでした【すとpr】【赤色担当】

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莉犬side

今は美琴ちゃんの部屋にいる
だけど、どうしたものか…本人がめちゃくちゃ緊張していて一言も喋ってくれない。

「美琴ちゃん…?」

『あのっ!!サインください!!』

ズイッと出されたのはDolceのコミックとすとぷりの雑誌だった

「え?良いけど…」

てかずっといるんだよ?
なのにサインいるの?と疑問を思ったが彼女は俺が会うまでずっと歌い手Loveだったのだ

『神だ…美桜くんありがとう!』ﾆｺｯ

俺の大好きな笑顔だ

「ううん、俺と一緒にいてくれるならお安い御用だよ。」

『うん、いるよ。』

俺が莉犬だと分かっても美琴ちゃんは俺から離れない

「えへへ、ギューしていい?」

『おいで』

机に本を置き、腕を広げてくれた。

「ん…」

すっぽりとハマるのは男として嫌だけど、彼女の腕の中は暖かくて…小さいままでも良いかな…なんて考えちゃったりしてる。

『美桜くんって手綺麗だよね』

そっと俺の手を握ってくれた

「んふふ、そう?」

りすなーからは細すぎって心配されるけどw

『めっちゃ綺麗』

ちゅっとキスされた

「ふふっ…うれしーな」

好きな人からそうされるのはマジで嬉しい

『好きだよ』

「ん、俺も。好きだよ」

『美桜くん今日はどうするの…?』

どーしようかな

「んー…泊まってって良いの?」

『良いよ、布団買ったし。』

じゃあ泊まろかな

「一緒に寝よ?」

『えぁ、その…あのっ、無理…で…す…。』

「え〜なんで?」

俺ちょっと傷付いたよ

『ドキドキしちゃって…多分…私が寝れない…』

何それめっちゃ可愛い

「ふふ、俺も寝れないよ。」

てことで寝場所は決まって動画編集、作業してお風呂借りて寝た。

寝た、寝たけど…

「寝れない…」

心臓がドキドキ鳴ってて寝れない…
寝れないって言ってたのにぐっすり寝てるよ
しかも俺にピトッとくっついてさ

「可愛いかよ…」

もうっ…俺の方がドキドキしちゃってるよ…

「もぉー」

可愛い寝顔しちゃってさ
襲いたくなっちゃうけど…俺は…完全な男じゃないから…出来ないんだよね。

『ん…美桜…くん…?』

とろんっとした目で俺を見ないでよ

「起こしちゃった…?」

『んーん。美桜くんこそどうしたの?』

「美琴ちゃんの寝顔見てた」

『えっ、恥ずっ…』

顔を真っ赤にさせて髪で上手に隠していた

「ふふ…隠さないで、俺に見せて…?」

髪をサラサラと直し、真っ赤な顔が出てきた。

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