酔い潰れていた男性はまさかの歌い手さんでした【すとpr】【赤色担当】

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莉犬side

《はいはい、なに?》

全員集合したらしい

「俺、結婚するわ。」

《えぇぇぇぇぇぇ!?!?》

《は?赤いわんわんが結婚??予想より斜めな話だな》

「まぁね。てことでよろしくね」

《待て待て。どんな子?》

「天然で少し腹黒い子」

『えっ、私って腹黒いの…?』

《もしかして彼女、そこにいる?》

「いるけど」

『………』

サァッと青ざめいていた

「どしたの」

『も、ももももももももしかしてっ…、す、すとぷりのっ…?』

「莉犬だけど…?どうしたの?」

わざとらしくコテンッと首を傾げた

《お前…言ってなかったのか…?》

「うん」

『でも…確かに…。専門的な用具に…声変わりが出来て…YouTubeらしきこともやってる…』ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

あ、なんか考え始めたぞ。

「ちょっとぉ、考えないでよ。」

《莉犬!!彼女の写真、なーくんのLINEに送って!!》

「りょ〜。てことで写真撮るよ?」

『へっ!?え?え?良いけど…』

めっちゃパニクってる
そんなとこも可愛いな

「ふふ…え、めっちゃ可愛い。」

『莉犬くんに可愛い言われた』

なんか向こうは嬉しそう

《イチャついてないではよ送れ》

「はいはーい」

なーくんのLINEに写真を送った

《ふぁっ!?》

反応したのはころちゃんだった

「どしたの」

《めちゃくちゃ美人じゃん!!》

それは俺も思ったよ
目覚めたら美人がいたしね

《てかなんで白衣着とんの?病院にいるみたいだけど》

ジェルからの質問だ

「俺、今病院にいんだよね。彼女はここの病院で外科医として働いてるんだ」

《凄い彼女を捕まえてきたな!?》

全員ハモリながらそう言われた

「えへへ、でしょ?」

《羨ましい!!》

《えーな〜》

『!?え、てことは…莉犬くんの彼女は…?』

「??美琴ちゃんだよ。」

『うえっ!?歌い手が私の…?』

「俺は美琴ちゃんの彼氏だよ」

《??意味が分かんない》

「あー…彼女はね、歌い手Loveのりすなーさんなんだよ。」

《すとぷりすなーではなく?》

「歌い手だね」

《あー…まふくんとか好きそう》

『まふ様大好きだっちゃー!!』

《………さっきとテンション違くね?》

「そこも可愛いと言いますか」

外科医は大変だから癒しの1つや2つあってもおかしくない

《相当惚れてるんだねー》

カッコイイとこ見せられたらもっと惚れるだろうな。これじゃどっちが女なのか分かんなくなるけど

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