俺の相棒兼彼女は鈴木園子のお姉様【黒羽快斗】【コ哀&蘭厳しめ】 (ページ10)

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灰原side

園子さんに誘われた私達は鈴木財閥に来ていた
鈴木財閥のおじ様の隣に知らない女性がいた

コナン「あの人、園子の姉なんだと。」

灰原「そう。知らなかったわ」

テレビで見たことないし
会ったこともない

コナン「俺も知らなかった。姉妹だけだと思ってたし」

この人も知らないほど、人前には出て来てないんだろう。

灰原「……」

園子さんと違って無表情で明るめで暗めな青色のドレスを纏っていた

工藤くん…の、瞳の色みたい。そう思った

園子「お姉様、大丈夫?恋人さんは良いの?」

『大丈夫よ。ある意味、怪盗キッドは私の恋人だからね。』ﾌﾌｯ

園子「えぇ!?てことは不倫?」

『するわけないじゃない。ある意味、よ。ある意味』

ある意味、怪盗キッドの恋人?
意味が分からないわね

園子「?そう。なら良いけど…」

コナン「似てるのは目元だけか…」ﾎﾞｿｯ

目元以外は似ていなかった
雰囲気も似ていない
髪の色も、全部。
姉妹だと言われなければ誰も気付かないほど

ーー
美琴side

予告通り、私と宝石を奪って逃げた。

快斗「んー、違うな。明日返そ」

どうやらパンドラではないらしかった

『で、なんで私も…』

快斗「ん?てか、奪うも何も俺のだからな～」

ヘラヘラと笑っている
そして平気で恥ずかしいことを言っていた

『質問の答えになってない』

快斗「そうだなぁ。奪って逃げたのは、ここで俺の嫁になって貰うからかな。」

は?

快斗「俺と結婚しよって言ってんの」

はい?

『え?私と??』

快斗「しかいないでしょ」

快斗と結婚?

『後悔してもしらないよ』

快斗「するわけないじゃん」

『返品は出来ないからね』

快斗「するわけないだろ」

『裏切ったら快斗の情報をネットに流したり殺すからね』

快斗「するわけないだろ。なってくれるか?俺の嫁に」

っ、何時になく真剣な顔で真剣な目だった。

『仕方ないね』

付き合ってるときは好きとか感じてなかったけど、無意識に快斗を好きになっていたかも知れない。だって、こんなにも幸せに感じられるんだから。

『良いよ。好きにして』

幸せなんてない、と思ってた。
私の幸せは園子だけだった
園子以外で幸せに感じられたのは、快斗が初めてだった。