俺の相棒兼彼女は鈴木園子のお姉様【黒羽快斗】【コ哀&蘭厳しめ】

番外編 ページ12

美琴side

あれから数年後、快斗は世界的マジシャンになった。私はと言うと殺し屋を辞めて裏では情報屋として動いていた

園子「お姉様、とっても綺麗よ!」

園子は鈴木財閥の令嬢として友達だった毛利蘭から距離を置いたらしい。仕事のため、自分のためにそうしたと言っていた。

『ありがとう、園子。』

園子は知らない
あの、世界的マジシャンと結婚することを。
快斗の正体を知ってる者以外はみんな一般人だと見ている

おじ「うぅ…、ついに、この日が…」

園子「おじ様!!今泣いてどうするのよ!」

『そうよ、おじいちゃん。泣かないで』

お母様とお父様、お姉様を一応式に呼んだ。
娘の結婚式なのに渋い顔をしている
バンジーロードはおじいちゃんと歩くことになっている

新一「お、綺麗じゃん。な?志保」

元の体に戻ってからすぐに結婚届を書いた2人
そしてすぐに式を挙げた

志保「えぇ。綺麗よ。黒羽くん……快斗くん、何か言ったら?」

これから私達は黒羽になる
だから下の名前で呼んだのだろう
快斗は…新一くんの後ろに隠れていた

快斗「(ﾁﾗｯ)うぅ…綺麗すぎて言葉になんない…」

え。いや待って、快斗も泣くの!?

志保「言葉に出してるわよ」

新一「なーに泣いてんだよ」

快斗「べ、別に泣いてなんかない!めーたんてーだって、自分の結婚式のときガチ泣きしてただろ!?」

新一「あれ、そうだっけ?」

志保「そうよ。一時間、延長したじゃない。」

新一「……まぁ、その、なんだ、綺麗すぎるのが悪いんだな。」

快斗「分かるぜ。俺は延長しないように頑張るわ」

新一「うっせ」

快斗「あはは。ま、もうすぐ始まるし母さんと少し喋りたいから俺は先に行ってくるな。」

『うん』

新一「おー、いってら。」

ずっと黙ってる中森青子
顔が曇っている
噂だが中森青子は快斗が好きだったみたいだ

園子「本当に今日のお姉様はとっっても素敵よ。ニコニコ笑ってるし!」

私は笑うのが得意ではなかった

『まぁね。このとき笑わなかったら何時笑うのよ?』

園子「それもそうね。今日一日はずっと笑える日ね」

『そうね。今、とても幸せだわ。』

志保「今日はもう快斗くんといるだけの時間にしなさいよ。今日だけは他を忘れて快斗くんと一緒にいなさい」

『分かってるよ、志保。』

今日は快斗に尽くそう

園子「みんなそろそろ座らない?見れなくなっちゃうわよ」

と、私とおじいちゃん以外はみんな席に座った。

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