なぜか懐かれた【羽生結弦】 (ページ7)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:2,799 hit

6 ページ7

美琴side

確かに週末は良くゆづの家で過ごすことが多い
自分の家より落ち着くのもあるけどね

『良く来るの迷惑だった？』

最近良く来てるし、そう思われても仕方ない。

「なんでそうなるの、迷惑なら母さんがキチッと言うし。大体誘うのうちらからだから迷惑じゃないよ」

ゆづ姉に会う度に家に入ってお茶を出してくれる

「そうよ！迷惑じゃなかったら誘わないし、それにゆづが特定の女の子とこんなふうに仲良くなるなんて思ってもなかったし大歓迎よー！」

『え？宮城にいたころは？？』

「友達すら家に呼んだことないわよ、ゆづ自体集団行動は苦手意識あるしね。あまり1人の空間に入らせないって感じ？」

ゆづ姉はゆづママと共感していた

『へぇ、集団行動良くしてるのに苦手なんだ？』

「なに。俺にも苦手なことはあるよ」

『そうなんだ。でも1人の空間に私入って良いの？』

「美琴だから許す」

『ええ、なにそれ！じゃあ私もゆづだから許そうかな？』

そう言うとゆづは嬉しそうに笑った

『開いては行けない扉が開きそう』

「ゆづ可愛いでしょ！」

『クソ可愛い』

「髪型残念だけどね！」

『確かにwww』

「ちょっと！髪型バカにしないでくれる！？」

『ごめんw憧れのプルシェンコ選手だもんね』

「そうだよ！！プルシェンコ選手に失礼だと思う！！」

「「『ふっ…w』」」

この場にいる女性陣は吹き出してしまった

「あー！！笑った！！本当に酷いよ！」

ガチャと玄関の方から音がした

「ただいまーってゆづどうした？」

「おかえり、兄ちゃん。聞いてよ！みんなして俺の髪型をバカにする！！」

「ぷっ…www」

ゆづ兄はツボってしまった
ツボってる姿を見たゆづはショックを受けたみたいだった

「みんなにして酷い！！！！」

プイッと拗ねてしまった

『あー、拗ねないで？』

「ゆづは拗ねるとしつこいぞー」

いつの間に帰ってきたゆづパパ

『おかえりなさい、ゆづパパ。お邪魔してます』

「おうただいま」

ガシガシと私の頭を撫でるゆづパパ

「あー！俺の美琴取らないでよ！！」

『いや逆では？』

普通“俺のパパ取らないでよ！”じゃないの？？

「ゆづは一度気に入ったら二度と離さないぞ〜」

「そうそう。私があげたものも壊れるまで使ってるし」

「ゆづは物持ち良いからすぐには壊さないんだよな〜」

夫婦円満ってこういうこと言うんだろうな〜