なぜか懐かれた【羽生結弦】 (ページ3)

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美琴side

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翌日、集団場所に向かう前にゆづの家に向かった。

『ゆーづ、一緒に行こー！！』

チャイムを鳴らしてそう言ったら、ゆづは慌てて家から出てきた。

『うわ、凄い寝癖。』

「30分前に起きた……」

凄い眠たそう…

『あー…取り敢えずおはよ。学校に行くよ』

「ん。おはよ…」

グイッと私の服を引っ張った

『あーもう、眠いの？』

寝癖を直しながらそう言った

「ん…」

私は自分のランドセルを前にした

『ほら、背中貸してあげるからおいで。』

「ありがと…」

ドスッと乗ってきたが…え、軽くね？？
ゆづは1分も経たずに寝てしまった

私は集合場所に向かった

「おはよ、美琴！！ってその子誰？」

同じクラスの岡本紗奈ちゃん

『昨日宮城から来た転校生くんだよ、寝不足みたいだから寝かせてあげて。』

「うん。じゃあ学校着いたら職員室寄らないとね」

『そうだね』

みんな集まってから出発した
ゆづは一向に起きないため、自己紹介等は明日にすることにした。

ー学校ー

職員室近くに着いた
ゆづを下ろしてぺちぺちと優しく頬を叩いた

「んん…」

『ゆづ、ゆづ、学校着いたよ。』

職員室近くだから、先生も良く通るわけで…。

「みこちゃん、おはよう。」

『あ、せんせー、おはようございます！』

担任の間瀬春子先生だ

「あら、その子…もしかして羽生結弦くん？」

『そうっす、この子クラスどこですか？』

「一緒よ。だけど教室行く前に話したいことがあるから」

どうやら起こして欲しいそうだ…
可哀想だがこちょこちょで起こしてやろう

「ふ…はっ！？え、ちょ、なに！？www」

『ほぉ、脇が弱いのか。』

「ちょ！！起きる、起きるからやめて！w」

『本当に起きる？』

思いっきり頷いてくれたからこちょこちょはやめてあげた

「羽生結弦くんおはようございます」

「あ、先生…お、おはようございます」

ゆづは苦笑いだ

『ゆづ、私と同じクラスだって。やったじゃん！』

「え？同じクラスなの？」

「そうよ」

「え、1つ下なの？」

『11歳だけど…？』

「おねーちゃんって言うの辞めるね」

『え！？やだ！！』

「僕もやだよ」

ゆづは立ち上がり、先生と共に職員室に行ってしまった。