２ / 作者の箱 ページ19
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「とも、起きて」
ゆさゆさと揺さぶられて起きたら何処かに着いていた。
寝起きで頭が回らなくて、んー？ と首を傾げる。
すると流星が「外出ようか」と言ってきたので
ガチャガチャとシートベルトを外して車から降りる。
辿り着いた場所は知らない場所で、
流星に引っ張られるがままについていく。
そんなに人も多くないようで人の目を気にせず真っ直ぐ進む。
少し歩けばどういう場所かが分かった。
広い公園だ。
何か理由があるんだろうけど、頭が回らなくて検討もつかない。
歩き進めると明るく照らされている所があって不思議に思う。
近づいたらあまりの景色に声が出てしまった。
「凄い……！」
「声出てるで」
ふわりと笑いながらそう言われた。
それも気にならないぐらい綺麗な光景だった。
池の周りを囲むように植えられた満開の桜
ライトアップされて池に綺麗な影を落としている。
今まで綺麗な景色は何度も見てきたけれど、
これは圧巻だ。
「ともと一緒に来たいなと思って」
見惚れてずっと眺めていたら横から声が聞こえて
顔を横に向ける。
「嬉しい」
頬を緩ませて繋がれた手をきゅっと握ると
手を握り返してくれた。
その後池の周りを歩いたり、ぼーっと桜を眺めたりして過ごした。
公園に居るには遅い時間だから、だんだん人も少なくなってきた。
「ご飯でも食べて帰ろうか」
「美味しい所連れてって」
少し冗談ぽく言えば、はいはいとうなずいてくれる。
繋いだ手がバレないように寄り添って歩いた今日は
ずっと自分の宝物だ。
流星の横顔を見ながらそう思った。
Fin .
＿
遅くなりました、すみません。
そもそもこの作品がリクエストに添えているか不安なので、
何かあればご連絡お願いします。
話は変わりますが、プライベッターの方で裏ありの短編を書こうと思っています。
Twitterでマシュマロを設置したので、
何かあれば言って下さると嬉しいです。
前より小説を書ける時間が多くなったので、
少しは更新頻度があがると思います。
次回はまだ未定です。
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零(プロフ) - 蘭芽さん» 返信遅くなりましたが、コメントありがとうございます。分かりやすくガツガツ行くようなイメージではなかったのでこのような作品になりました。そう言ってもらえて嬉しいです。 (2018年12月30日 16時) (
レス) id: ea67087d27 (このIDを非表示/違反報告)
蘭芽(プロフ) - ありがとうございました。両片思いなのが良いですね。イチャイチャラブラブすんじゃなくて落ち着いた恋ってばどさんにピッタリだと思います。 (2018年12月8日 16時) (レス) id: 568cceb099 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - はるさん» リクエストありがとうございます。人気CPですねー、考えてみます。 (2018年10月21日 22時) (レス) id: 2f1a09272c (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - リクエスト失礼します。青×緑でリアル設定のお話が見たいです。よろしくお願いします。 (2018年10月21日 21時) (レス) id: d6652bb1f2 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - いちご18さん» リクエストありがとうございます。考えてみますね。 (2018年10月20日 19時) (レス) id: 2f1a09272c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零 | 作成日時：2018年9月30日 17時
