佐藤家の情報屋【名探偵コナン】 (ページ4)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:3,076 hit

佐藤家の情報屋ページ4

暖かい車の中

安室さんが気を遣って話題を持ちかけてくれているが

私は眠気と格闘していたのでそれどころではなかった

透「そういえば愛美子さんって一人暮らしなんですか？」

愛美子『っあ、はいそうですよ』

透「何かあったら言ってくださいね
すぐに駆けつけますから」

愛美子『あはは、ありがとうございます』

私の場合何かあっても自分で何とかしてしまいそうだ

と心の中で笑いながら安室さんと話す

何とか無事に眠らずに第二の家、アパートに帰ってくる

透「今日はありがとうございました」

愛美子『いえいえ、こちらこそ送ってもらっちゃって…』

透「いえ、ではまた」

愛美子『はい、お疲れ様でした』

離れていく車が見えなくなるまで私は手を振った

今日は流石に寝よう

私はフラつきながら家に入る

～♪

！

愛美子『やばっ！』

《11:00》のアラームを消して飛び起きる

って…今日はお姉ちゃんと出掛ける日だった…

私は胸をなで下ろし

ゆっくりと支度をして姉を待った

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝｯ

愛美子『はーい』

ｶﾞﾁｬｯ

美和子「やっほ、久しぶりね愛美子」

愛美子『お姉ちゃん、久しぶり！』

玄関を出ると少し久しぶりに見る姉の姿があった

美和子「さ、乗って
今日は久しぶりの休みなんだから
思いっきり遊ぶわよ！」

愛美子『おー！！』

父から譲り受けた姉のRX7…昨日も乗ったなRX7

とか思いながら助手席に乗る

今日はお姉ちゃんとショッピング

楽しもう！！

「黙ってさっさと動きやがれ！」

「スマホを入れろ！！」

いやなんで

お姉ちゃんとちょっとコンビニに寄っただけなのにさぁ！？

いや何でコンビニ強盗！？

「お前スマホ！」

愛美子『車です』

「本当か？」

愛美子『はい』

「嘘ついてたら殺すぞ」

つか例え持ってても渡せないわ

あれにはたくさんの情報が詰められている

強盗は若い男三人

拳銃はなく、刃物だけ、か

これなら行ける…けど

一般人では出来ない動きをお姉ちゃんに見せるのは…

美和子「はっ！！」

え

「ｲｯｯ」

お姉ちゃんが動いたー！

仕方ないな…

「おいおま！ｸﾞｩｪｯｯ！」

愛美子『おっ、とちょっと黙っててね』

お姉ちゃんに襲いかかろうとした奴の

右手を捻り、腹を殴る

美和子「愛美子！！」