【デジモンフロンティア】幼馴染みは今でもツンデレ続行中。×6 (ページ39)

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この世界を治めていたのはルーチェモンだ。そのルーチェモンが独裁政治を始めたのだ。

「このままでは…」

全てのデジモンが滅んでしまう。喉まででてきた言葉を飲み込み、走り出した。

「ルーチェモン、どういう事だ」

「僕はこの世界の帝王になるのさ。その為には一度、全てのデジモンを無に還す」

ヘリウモンも一緒に来ないかと差し出された手。

一緒だと?笑わせてくれる。

「どうせ、俺は捨て駒だろう?」

断れば残された道は目の前の白く美しい翼を背中に生やした少年を倒すのみ。

長年の相棒である刀を鞘からするりと抜き、ルーチェモンを正面から見据える。

「一人で僕を倒すつもり?残念だけどそれは…無理だよ」

ルーチェモンと俺との間に立ちはだかるように並んだ無数のデジモン。

「無理?俺を誰だと思っている」

相手が誰だろうと負けるなんてあり得ない。

壁のように並んだデジモン達を横に切り捨て、残るはお前だけだと睨み付けた。

「流石、最強とも謳われるヘリウモンだ」

すると、ルーチェモンの背後にある壁から何かが突っ込んできた。

「ヘリウモン!!」

「生きてるか?!」

「…お前達か」

突っ込んできたのは伝説の闘士達で、これで十一闘士が集まったらしい。

「邪悪なデジモンは排除するのみ」