【デジモンフロンティア】幼馴染みは今でもツンデレ続行中。×6 (ページ25)

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いない。

*

「Aの奴、何やってんだ?」

指差す先にはきょろきょろと周囲を見回すAの姿が。

見回して進んだと思えば、またきょろきょろとし出す。

「何か、探してたりするのかな…?」

「そうだとしても、きょろきょろし過ぎよね」

「…んー、Aの隣って誰もいないな」

「隣?」

言われてみれば確かに拓也の言う通り、彼女の隣には輝二がいない。

…だから、あんなに何かを探してるのね。

「いないだけで、探すとか彼奴等どんだけ仲良いんだよ…」

「まあ、それだけ一緒にいたんだろ」

何年間ずっと隣にいたら、ああなるのかが気になるけど口にしたら負けね、きっと。

*

「輝二さん、何やってるんだろう」

見てと友樹が指差した方向を見れば、確かに何やってんだこいつと不思議に思える輝二がいた。

…ちょっと待てよ、お前等本当は双子とかじゃないのか?

Aと一緒の行動しておきながら他人とか信じれないからな。

「またかよ、彼奴等…」

「ここまで来ると尊敬を通り越して呆れちゃうわね」

隣にいないだけで探すとか…お前等どうなってんの。

輝二の隣にはいつの間にかAがいて、何やら楽しそうに話をしている。

「…彼奴ってAと話してる時がよく笑うよな」

(隣に君がいる安心)