【デジモンフロンティア】幼馴染みは今でもツンデレ続行中。×6 (ページ12)

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「二人して俺の家の前で何してんだ?」

何って呼び鈴押そうとしてたんだよ。まあ押す前に本人が来たから良いんだけど。

「アグニモンを見に来たんだ」

「アグニモンなら中にいるぜ」

拓也は家の中にいるアグニモンに向かってその名前を大声で呼んだ。

「何だよ、拓也…」

不機嫌そうなアグニモンはヘリウモンを見るとさらに不機嫌な顔になった。

あ、彼奴ってアグニモンの事なんだ。

「すまない、継承者。しばらく席を外させてもらう」

「決着つけてやんよ!!」

二人は屋根に飛び、そのまま何処かへ行ってしまった。…大丈夫かな。

「何だありゃ」

「犬猿の仲って奴だね」

へらりと笑い、急に押し掛けてごめんねと声をかけ次の目的地へ。

どうせ、光のヴォルフモンだ。表裏一体である闇の継承者である輝一の家にいるだろう。

*

「ほら、やっぱり」

「やっぱりって何だよ」

ちゃっかり三人揃ってお茶飲んでるのさ。

「二人共、いらっしゃい」

「お邪魔するよ」

今思えば、こんな甲冑みたいな格好をしたデジモンが湯呑み片手に優雅にお茶飲んでるなんてシュールだなぁ。