【デジモンフロンティア】幼馴染みは今でもツンデレ続行中。×6 (ページ11)

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まずは家が近い幼馴染みの家。

呼び鈴なんて押さずに堂々と家の中に入る。不法侵入じゃないのかってヘリウモンに言われたけど大丈夫たよ。

ちゃんと許可はとってあるから。

迷う事なく輝二の部屋の前についたら、軽く扉を叩いて容赦なく扉を開けた。

「お邪魔してるよ!」

「…後ろの奴、誰だ?」

後ろ…ああ、ヘリウモンの事だね。よかった、幽霊とかじゃなくて!

ヘリウモンは綺麗にお辞儀をして、初めましてと名乗った。

「ヴォルフモンはいるか?」

「数分前に何処かへ行ったぞ」

いないと知るとヘリウモンの跳ねた髪の毛が少し、へにゃりとなった気がした。

「輝二も行こ、どうせ暇なんでしょ?」

「は?!」

返事なんて聞く耳持たず。思い立ったら即行動!

次は誰の家に行こうかな。

*

「む…」

ちゃきりと刀が抜かれる音がした。

音源であるヘリウモンの顔を見れば、輝二以上に眉を潜めて今にも誰かを殺しそうなくらい。

「拓也の家に何か憑いてるのか?」

「拓也?…ああ、あの継承者か」

輝二が拓也の名前を出せば余計に眉を潜める。そんなに綺麗な顔してるんだから痕残っちゃうよ。

「彼奴とは、どうもそりが合わん」

その彼奴ってまさか…。

呼び鈴を押そうと思い、手を伸ばしたらそれより先に玄関の扉が開いた。