【デジモンフロンティア】幼馴染みは今でもツンデレ続行中。×6 (ページ2)

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もしもシリーズその四。

シスコン。(年齢操作)

*

「輝一、輝二知らない?」

「ああ、多分職員室だと思うよ」

何かあったのと聞けば、提出するプリント自体を忘れていったんだと呆れたように言った。

…Aもだけど、輝二も何処か抜けてるんだよな。

「ごめん、ちょっと待っててね。すぐ届けてくるから」

有無を言わさず、小柄な体をくるりと翻してぱたぱたと廊下を走っていく彼女。

走った方向は職員室までの距離が遠い方なんだけど…まあ気にしないか。

「良いなー、俺もあんな妹欲しい」

「木村、妹くれよー」

代わりに俺の妹やるからさと頼み込むクラスメイトに苦笑いしか出ない。

一人っ子じゃないだけましだと思う。

「というか、それ養子として?嫁として?」

「あー、どうだろうな」

「何か良妻になってくれそうだから、嫁で!!」

「あげません」

養子としても、嫁としてもあげるつもりは微塵もないよ、うん。

「即答かよ…」

「仕方ないだろ。こいつ、かなりのシスコンだから」

「だからシスコンじゃないって」

弁解しようと口を開けばシスコンは引っ込んでろと二人に言われてしまった。

…本当に違うんだけどな。