歪んだ心の優しい嘘 (ページ4)

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第3話　[忘れ物] ページ4

・[忘れ物]・

「なぁ、ユウお前最近なんだか可笑しいんだゾ？」

『そうかな？‥ただ寝不足なだけだよ』

「そうか、なら良いんだゾ」

　僕は、「大丈夫だよ」という意味を込めてグリムの頭を撫でた

　グリムがいるおかげで、居場所が出来たからこの子には感謝しないと‥‥

　そう思っていると、コンコンと扉を叩く音がした

　誰かと思い玄関に行くと、そこには、エースとデュースがいた

『あ、２人共いらっしゃい』

「よ！監督生」

「忘れ物を届けに来たんだ、はいコレ」

『ありがとう！デュース』

「んじゃあな」

『うん、またね～』

　２人を見送ると、近くにいたゴーストが「本当、嵐の様だね」と笑いながら言った

　僕はその言葉に、「そうだね」と言った

　この寮には、前からゴーストが住み着いていて、最初は嫌だったけど、

　次第に仲良くなっていった‥まあ今では家族みたいになってるけどね

　僕は、部屋に戻り忘れ物の入った紙袋を打って机に置き、お風呂に入る事にした

・[続く]・