愛のカタチ。２【 AAA 】

６６話 ページ30

《 Misako side 》









伊「 Aと西島さん遅くない？ 」





宇「 ほんとだね、私見てくる！ 」









久々に会社にやってきたA。
風邪だとは言ってたけど、やっぱり顔が赤くてフラフラしてる。

コピーを頼んだ西島さんと、結局コピー室に行ったまま帰ってこないから様子を見に来た。






ｺﾝｺﾝｯ

と、返事はない。









宇「 Aいる？ 」





宇「 …開けるよ？ 」









そーっと開けて入ってみると電気はついている。
でも誰もいない。



どこいったんだろう…

そう思って扉を閉じる前、微かな物音を感じた。
1度扉を閉めて、様子を伺ってみることにした。









『 よ……た… 』





西「 …A、締め…そんな………… 」





『 …………あっ、んｯ！ 』









やっぱり扉の向こうにAはいた。あと西島さん。

扉に耳をすましてみるが、小声で話している様子、あまり聞こえない。



隠れる必要もわからないし、

西島さんが「 A 」って呼んでることも。

それにAのあの声…



私はすぐにその場から離れた。





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