スノツアー「四六時中フォトジェニック」 ページ36
今日は康二くんのお家。
インターホンを鳴らすとドタバタと音がする。
向「あ！おはよう！ちょっと待ってな！」
朝から元気な声。
A「…入っても！」
向「もうちょい！もうちょっとやねん」
A「でも、開けっぱなしだとあれだし…玄関のとこにいます、ね」
靴を脱いで顔を上げる。
康二くんと目が合う。後ろにはぐちゃぐちゃに詰まれた服。
向「あー…バレてしもた」
A「康二くん、めめのお家みたいですね…」
向「ちゃうねん！たまたま洗濯畳んでなかってん！ほんとにたまたま！」
A「…」
向「ええ、Aちゃん信じてやぁ…」
犬の耳と尻尾があるみたいに、しょげる顔があまりにも可愛い。
A「…ふふ」
向「なにー？なんで笑ってるん？」
A「いやぁ、本当にワンちゃんみたいだなと思って。めめが可愛いって言ってたんで」
向「めめ！あいつ！…でもAちゃんのわんこならなりたいかもなぉ…なんてな」
ちょっと真面目な顔するのはずるい。
向「なぁ」
A「！？」
向「え、肩叩くだけでそんな驚く？」
A「いえ！どうしました？」
向「せっかくやし、服一緒畳まん？」
A「…はい」
首を傾げていう康二くん。
可愛い。よく見ると目がクリっとしててすごく綺麗な顔してる。鼻の上のホクロがすごく素敵だった。
向「俺の顔になんかついてる？」
A「へ？いや…」
向「えー！なになに！気になるやん！」
A「いや…」
向「んー？」
A「康二くんて、鼻素敵だなって」
向「え、鼻？俺、自分の鼻嫌いやねん」
A「え、ごめんなさい。嫌なこと言っちゃった」
向「え、あ、そーゆう意味じゃなくて！ごめんな、俺の言い方が悪かったな」
そう言って頭をポンポンしてくれる康二くん。
わんこなのか男の人なのかよく分からなくなる。
向「確かに俺、昔から自分の鼻嫌いやけど、今Aちゃんが素敵って言うてくれたから、好きになった！」
A「ほんとですか？」
向「ほんまやで！ありがとうな」
A「やっぱ康二くんって…」
向「ん？」
A「なんか“彼氏感”？あるなぁって」
向「何それ笑」
A「ふっかさんがそう言ってて、実は彼氏感強いのは康二だよって」
向「そんな風に思ってたんや…それはさ」
A「？」
向「Aちゃんの彼氏候補にも入れてもらえるん？」
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雪姫 - 素敵な話しですね…私もふっかさんに拾われたいですわ。続きお願いします。 (2022年12月22日 0時) (
レス) @page15 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - はじめまして。これからの展開がとても楽しみです。応援してます(´ω`)✨ (2022年12月21日 13時) (レス) @page7 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：町田 | 作成日時：2022年12月20日 7時
