スノツアー「伝えたい言葉」 ページ30
３人目は舘様のお家。
ふっかさんの家であんな事があったせいで、なんとなくぼーっとしている私をじっと見つめる舘様。
宮「Aちゃん？」
A「はい？」
宮「人参、全然皮剥けてないよ」
A「あ、すいません」
宮「なんかあった？」
A「…」
宮「そんなにボーッとしてると手、怪我しちゃうから座ってて。料理は後にしよう」
A「ごめんなさい」
宮「大丈夫だよ」
ソファーに座らされる。部屋がいい匂いで充満する。紅茶を淹れてくれたようだ。
宮「ふっかと、なんかあった？」
A「…はい」
宮「話さないと、しんどいんじゃない？俺が聞くよ」
A「…ふっかさんにキスされました」
宮「…うん」
A「今回が初めてとかでなくて前は事故みたいなもんだったんですけど、今回は「故意的だ」って言われちゃって…なんか気まずくなっちゃって」
宮「ふっかはそれ以外に、なんか言ってた？」
ふっかさんが言ってたことを思い出す。
深『俺だって！…俺はAのことばっかりなのに、Aはふわふわ…してるし、俺がどんな気持ちで1人でいると思ってんの』
宮「ふーん、そうなんだ」
A「はい」
宮「ふっかも積極的だね」
A「どんな気持ちでと言われても、分からないし…」
宮「言わないと分からないことも多いからね。でもきっとふっかはさ」
A「…？」
宮「Aちゃんを助けた時から、一貫して同じ気持ちでいると思うよ？」
A「？？？どんな気持ちですか？」
宮「それは、俺からは言えないよ。ちゃんとふっかの口から言わないと意味ないことだから」
A「…私には難しいですね、こーゆうのは」
宮「こーゆうの？」
A「男の人との関係って…難しいです。前の恋人のこともあって、恐怖症なったとかではないんですけど、なんかどう接したらいいのか、分かんなくて」
宮「うん」
A「snowmanの皆さんはなんか、優しくてお兄ちゃんたちみたいで…少しずつ、人を信頼していいんだと思えてると言うか」
宮「そうだね。俺たちも利用して。」
A「利用？」
宮「うん、Aちゃんが人を信頼して生きていけるように俺たちとの時間を存分に使って。みんないい奴らだし…それに」
だてさんの手が私の頭に置かれる。
宮「俺も、もっとAちゃんと仲良くなりたい」
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雪姫 - 素敵な話しですね…私もふっかさんに拾われたいですわ。続きお願いします。 (2022年12月22日 0時) (
レス) @page15 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - はじめまして。これからの展開がとても楽しみです。応援してます(´ω`)✨ (2022年12月21日 13時) (レス) @page7 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：町田 | 作成日時：2022年12月20日 7時
