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目黒side
Aが家に来て4日目。
めめ「A」
A「はい？」
めめ「髪の毛どうしたの？」
A「え、ああ、掃除する時らくなので」
ぴょんぴょんと跳ねる馬の尻尾。
少し短いけど、それがまた可愛い。
(その髪型は、反則じゃない？)
ルンルンと掃除するたびに、しっぽが跳ねて犬がしっぽ振ってるみたい。
めめ「ねえ、ふっかさんの前でもポニーテールするの？」
A「いや、ふっかさんの前ではしてないですね」
めめ「ふーん…」
自分だけ見れてるのはちょっと嬉しい。
独り占めできる一面があるのは優越感だ。
A「ふっかさんの家はいつも掃除してるから割と綺麗なんですけど、めめの家はなんというか…気合いいれないと！って思って」
めめ「おおー、ありがとう…？え？俺の家汚い？」
A「いや…改善の余地ありって感じです」
上手く誤魔化せてるみたいな顔してるけど、出来てない。
めめ「ねえ、俺もなんかしたい」
A「えー…あ、じゃあこの雑巾濡らして床拭いてもらえますか？」
めめ「分かった！」
Aに渡された雑巾を濡らすために、バケツに水を入れる。いれっ…
A「めめ…なんでそんなにびちょびちょなんですか？」
めめ「俺が聞きたい」
勢いよく蛇口をひねったら、バケツの底に水が跳ね返って俺はずぶ濡れになった。
A「とりあえず拭きましょう！タオル…」
あたふたして、さらに揺れるポニーテール。
昨日、うちでお風呂に入ったから俺と同じシャンプーの香り。自分の、俺の恋人みたいだと錯覚する。
脱衣所にタオルを取りに行って戻ってきた。
A「あ、髪の毛も少し濡れてる…めめ、ちょっと頭下げ…て」
めめ「？下げたよ？これでいい？」
Aの唇まで、あと10センチ。
(肌…きれい。白いな)
A「めめ…そ、そんなに見られると…あの」
めめ「ごめんごめん。はい拭いて」
A「はい」
ふわっとタオルをかけられてわしゃわしゃと拭いてくれる。
A「めめ、髪の毛柔らかいですね」
めめ「そう？」
A「はい。気持ちいいです」
めめ「…嬉しい」
A「たまにふっかさんが乾かさないまま寝そうになってる時、ドライヤーしてるですけど、確かにめめより硬いから…」
めめ(…なんで今、ふっかさんの話…)
めめ「ねえ、俺といる時にふっかさんの話、やめて？」
A「え」
めめ「いじわる、したくなるから」
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雪姫 - 素敵な話しですね…私もふっかさんに拾われたいですわ。続きお願いします。 (2022年12月22日 0時) (
レス) @page15 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - はじめまして。これからの展開がとても楽しみです。応援してます(´ω`)✨ (2022年12月21日 13時) (レス) @page7 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：町田 | 作成日時：2022年12月20日 7時
