スノツアー「ひとつ確かなこと」 ページ24
さっくんの次は、めめのお家だ。
めめ「おはよ。よろしくね」
爽やかに出迎えてくれたけど、背中に見えるのはソファーにてんこ盛りの服たち。
A「目黒さん」
めめ「めめって呼ぶって約束した」
A「じゃあ…めめ。あの山はなに？」
めめ「…服？」
A「分かってるなら畳みません？」
めめ「…はい」
めめは、見た目とのギャップが凄くあって賢そうに見えて意外と頭が悪かったり、お家の中も結構ぐちゃぐちゃ。
(かっこいいからきっと許されるんだろうな)
ソファーに座って、山積みの服たちを畳む。
めめ「…なんか、奥さんみたい」
A「？」
めめ「Aがそうやって家事してくれると、いい奥さんって感じする」
A「うーん、そうなる予定だったんですけどね」
めめ「あー…ごめん、そうだったね」
A「あ、いや！困らせるつもりで言ったわけじゃ…ごめんなさい」
めめ「俺さー、本当に思ったことがボロボロ出ちゃうから結構地雷踏んでるって気づかないこと多くて。ごめん」
深く頭を下げるめめ。
彼の優しさと素直さにこっちまで申し訳なくなる。
A「…凄くいい人だったんですよ。仕事も出来てみんなに慕われてて、優しくて。なんで私を選んでくれたんだろうって」
めめ「どうしてそう思うの？」
A「私、明るいわけでもないし地味だし…特別綺麗なわけでもないから、あんなに眩しい人がなんで」
めめ「？。違うでしょ」
A「え？」
めめ「いや、俺にはAが凄く素敵な人だと思うから。だから変だなって。選ぶとか選ばないとかじゃないでしょ。その人がAの魅力に気づいたってだけで、たくさんの中から選ぶって言うのは失礼なことだよ」
A「そんな…ありがとう」
めめ「んーん。でもさ、もったいないよね。こんなに素敵な人がいて浮気するなんて。ありえないでしょ」
A「…私も悪いと思います」
めめ「なんで？」
A「「好き」とか「嬉しい」とか伝えるのが苦手で、恥ずかしいし分かってくれてると思ってたんです。それに彼の欲求を満足させることもできなかったし…そーゆう行為は得意じゃなくて」
めめ「ストップ」
A「？」
めめ「そんなことばっかり言うから顔が暗くなってるよ」
A「あ…ごめんなさい」
急に大きな手に顔を挟まれる。
A「ふぇ？」
めめ「俺が笑わせてあげる。こうやって」
いたずらっ子な笑顔を向けられる。
優しい大きな手。
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雪姫 - 素敵な話しですね…私もふっかさんに拾われたいですわ。続きお願いします。 (2022年12月22日 0時) (
レス) @page15 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - はじめまして。これからの展開がとても楽しみです。応援してます(´ω`)✨ (2022年12月21日 13時) (レス) @page7 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：町田 | 作成日時：2022年12月20日 7時
