可愛いなんて言わないで ページ16
ふっかさんの家について荷物を整理する。
深「このケース、Aのもの入れる箱買ったからね」
A「ありがとうございます」
深「あとこれ」
ふっかさんから渡された袋の中にはたくさんのスキンケア用品。
深「正直どれがいいかわかんないから美容オタクの翔太に聞いたらたくさんおすすめでてきて…全部買ってみたんだけど」
A「こんなに…ふっかさんはやっぱり世界一優しいですね」
深「…嫌かもしれないけどごめんね」
A「？」
目の前が急に暗くなって、ふっかさんの香水の匂いが包む。
じわじわ温かくなって心音が聞こえる。
一定のリズムが私を安心させてくれる。
A「ふっかさん？どうしました？」
深「はぁ…明日から他のメンバーのとこに行くのかぁ…やだな」
A「1週間ですよ？土曜の夜には戻りますし、大丈夫」
深「なんで分かんないんだよ」
A「え？」
深「嫉妬してんだよ。あいつらに優しい言葉とかかけてそうやって笑ってんのとか無理。」
A「…ふふ」
深「なに？」
A「ふっかさん嫉妬とかするんだなぁって。可愛いですね」
深「…なんで、そうやって焚き付けるんだよ…」
A「ん？なんてっ」
唇が触れた。ほんとに軽く。そして音を立てて離れる。
深「可愛いとか言うな。俺はAにかっこよく見られたいんだよ」
A「…」
深「…俺今から仕事だからそろそろ家出るね」
A「…あ、はい！いってらっしゃい」
深「いってきます」
そそくさと立ち上がって出ていくふっかさんを目で追う。
少しだけ耳が赤い。
照れられたら、私はもっと、ギュッて胸が押しつぶされそうになった。
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雪姫 - 素敵な話しですね…私もふっかさんに拾われたいですわ。続きお願いします。 (2022年12月22日 0時) (
レス) @page15 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - はじめまして。これからの展開がとても楽しみです。応援してます(´ω`)✨ (2022年12月21日 13時) (レス) @page7 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：町田 | 作成日時：2022年12月20日 7時
