＊ ページ14
A「今日は一日いないって」
『…ちっ。なんだよ』
彼がめんどくさそうにドアを開けると、私のネックレスをつけたあの子がいた。
『今日はくんなって言ったろ』
「なんで？いいじゃん。私、彼女なんだし。どーもこんにちは」
A「…もう帰るんで。」
「このネックレス貰いました！ありがとうございます」
A「…そうですか。では」
「彼に捨てられた人のはちょっとあれだけど、使いますね！ありがとうございます」
無神経。いやわざとだ。わざと傷つけてる。
「私、絶対Aさんには負けないんで♪」
A「…」
「あれ？帰らないんですか？」
悔しい。でも泣いたら負けで手を出したら負け。
そう思っても、涙が溢れる。なんでこんな気持ちにならないもいけないんだろ。
ピンポーン…
「はぁーい」
あの子が玄関を開ける。
深「あ、すいません。うちの子、います？」
「へ？」
深「だから、うちの女の子、います？」
A「…ふ、深澤さんどうして」
深「A遅いから、クソ男になんかされてんのかと思ってさ。大丈夫？なんで泣いてるの？」
A「…何も」
深「違うでしょ。俺にはなんでも言うって約束でしょ」
「ねぇ…まって！！」
深「なに？」
「もしかしてsnowmanの深澤くん？」
深「そうです。どうも」
『は？芸能人がなんでここに』
深「なんでって…Aが今僕たちのとこで働いてるんで」
「ねえ、深澤くん写真！ていうかsnowmanめっちゃ好きなの！」
深「…で？」
「できたら私も渡辺さんみたいに…ね？私、渡辺さんと仲良しで！」
深「嘘つくなよ。泣かせたのお前だろ？全部知ってんだよ」
「…」
深「そのネックレス、Aのなんだろ？外で聞いてたわ。なんなんだよその厚かましさ。男がクソなら女も女だな」
A「…深澤さん、あんまり言うと」
深「大丈夫大丈夫。事務所にもここ行くこと言ってあるから万が一なんかされたらすぐこいつらってわかるし」
A「…でも」
深「A、荷物こんだけ？俺持つよ。あ、あとあのネックレスのブランドなら俺がもっといいの買ってあげる」
A「…ありがとう」
深「今後、またAに関わるから次は俺だけじゃないから。メンバー全員で来るからな」
『…』
「…」
深「おしっ。お邪魔しました。Aいこ」
A「…今までありがとうございました。」
いつも通りな深澤さんに手を引かれて、泣きながら歩く私は少し安心した。
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雪姫 - 素敵な話しですね…私もふっかさんに拾われたいですわ。続きお願いします。 (2022年12月22日 0時) (
レス) @page15 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - はじめまして。これからの展開がとても楽しみです。応援してます(´ω`)✨ (2022年12月21日 13時) (レス) @page7 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：町田 | 作成日時：2022年12月20日 7時
