担当とファンと。 ページ3
3時間。きっちり本の話をした。
やまとくんのしたいことと、私なりのアドバイス。
どれも真剣に聞いてくれた上に少し笑ったりもして、この人は本当にちゃんと仕事をこなす人だと思った。
やま｢気づいたら日付越えてますね｣
A｢うわ、すいません。帰りますね｣
やま｢え、もうこんな時間ですよ？｣
A｢いやでも！さすがにダメです｣
やま｢こっちのセリフです。女性が1人でこんな時間はダメです｣
A｢いやでも｣
やま｢こっから家までは？｣
A｢15分くらい……｣
やま｢ダメです｣
A｢でも、どうしたら？｣
やま｢泊まっていってください｣
A｢は？｣
やま｢俺お風呂はいったらAさん用の布団持ってくるんで、そのソファーなら寝れますよね？｣
A｢いや大きいんで寝れますけど…あの｣
やま｢じゃあ入ってきます！｣
A｢いや待って！｣
やま｢？｣
A｢や、やまとさん、1回座ってください｣
やま｢はい｣
素直にちょこんと座るやまとくん。
不覚にも子犬みたいで可愛い。
やま｢なんでしょう｣
A｢担当と言えど、さすがに異性でありファンです。もう少し考えて行動しないと｣
やま｢ごもっともです。でも｣
A｢？｣
やま｢俺は1度信用してもいいと思えた人はとことん大事にしたいんです。だから今は信用してる仕事仲間の人を、遅い時間に帰らせたくないだけ。分かりますか？｣
A｢やまとさんがそうゆう人だってことは分かります。｣
やま｢それに、ここの家主は俺なんで言うこと聞いてください｣
A｢……｣
やま｢とりあえずお風呂はいったらお布団用意するんで、その間にお風呂どうぞ。パジャマもてきとーに用意します。｣
A｢……行ってらっしゃい｣
やま｢いってきます｣
強引に決められてしまったけど、やまとくんの大事な人に入れてもらえてることが嬉しかった。
さっき本の話をした時、信頼して話してくれてるってことが伝わって安心した。これからも頑張ろう。
やまとくんがいれてくれたお茶があったかくて、さっき飲んだシャンパンの酔いを覚めさせてくれる。
ふと、ゆうたくんのことを思い出す。
(あんなに楽しかったのにな…)
ゆうたくんはきっと私をからかってる。私は少しの恋心も捨てないと。だからもう会わない方がいいんだ。
机に突っ伏して、言い聞かせてたら少し寂しくなって涙が出た。
A｢なんか疲れたな…｣
少し泣き疲れて意識が遠のいていく。
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ふぅ(プロフ) - 主さんページ30でだし決められちゃってます笑笑いつも楽しく読ませていただいてます😉 (2022年1月29日 0時) (
レス) @page30 id: 2657ecbc9b (このIDを非表示/違反報告)
TUGUMI(プロフ) - 今回のお話も、凄くドキドキしながら楽しみに読んでます更新大変だと思いますが頑張ってください (2022年1月27日 20時) (レス) @page23 id: 4f8970cd47 (このIDを非表示/違反報告)
com.coco - 毎回この後どうなるんだろう、、とドキドキしながら読ませていただいてます。言葉が一つ一つ分かりやすいのでとても読みやすいです。引き続き読ませていただいきます。更新頑張ってくださいm(__)m (2022年1月25日 0時) (レス) @page10 id: 1998a4c260 (このIDを非表示/違反報告)
com.coco - 毎回この後どうなるんだろう、、とドキドキしながら読ませていただいてます。言葉が一つ一つ分かりやすいのでとても読みやすいです。引き続き読ませていただいきます。更新頑張ってくださいm(__)m (2022年1月25日 0時) (レス) @page10 id: 1998a4c260 (このIDを非表示/違反報告)
町田(プロフ) - みみさん» 誤字です。修正いたしました。気づいてくれてありがとうございます (2022年1月24日 23時) (レス) id: 2870565925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：町田 | 作成日時：2022年1月18日 19時
