同居生活とは。 ページ8
「お待たせしました。」と持ってきたのは数少ない服とたくさんのCDが入った箱だけだった。
A「一回、家に荷物置いて、コンビニでいろいろ揃えましょうか」
源「はい。あ、ギター持ちます」
A「あ、いやいや、手塞がっちゃいます」
源「えっと、なら服の入ったのを。軽いので」
A「あ、はい…」
意外と紳士的で少しときめきそうだった。
少し恥ずかしくて無言のまま、家まで歩いた。
A「あ、このアパートです。どうぞ」
源「アパートのわりに広いですね。」
A「ここのオーナー、マスターなんです」
源「いろいろやってるんですね」
A「今は空き部屋がないので、あれですが、部屋の中で私のとこは部屋数が多いんです」
源「どうして、ここに?」
A「……入居当時は2人だったんです」
源「そうだったんですね」
A「……はい」
頼む。これ以上は聞かないで。
まだ、忘れられない気持ちを口に出せば涙も出てきてしまいそうで、話したくない。
源「…僕はどの部屋に行けば?」
A「あ、ここです。私の寝室の横ですね。」
源「荷物置いてきます」
そう言うと、少し微笑んで、テクテクと入っていった。
何も、聞かないでくれた優しさ。
星野さんはどこまでも紳士的だった。
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町田(プロフ) - りんたさん» 遅くなってすいません。コメントありがとうございます!読んでもらって私も嬉しくて泣きそうです (2017年9月9日 3時) (レス) id: a7cbad3dca (このIDを非表示/違反報告)
りんた - 読みました。号泣しました。これでもかと言うくらい泣いて改めて曲もきいて泣きました。心が沈んでいたので泣けてよかったです。素敵なお話をありがとうございました。感動しました。本当にもう泣きすぎて笑 (2017年7月27日 22時) (レス) id: cffddfdc0f (このIDを非表示/違反報告)
町田 玲(プロフ) - はるさん» 長いコメント嬉しいです。ありがとうございます!3作目も頑張ります (2017年4月2日 20時) (レス) id: 5da6f52948 (このIDを非表示/違反報告)
はる - (下の続きです!)他にコメントされている方の言葉をお借りすると、終わり方が本当に大人で、とても感動しました。次の作品も楽しみにしています! (2017年4月2日 17時) (レス) id: a728cb8a6a (このIDを非表示/違反報告)
はる - はじめまして!完結お疲れ様です。Friend Shipの歌詞の意味は、成立しなかった男女の友情を描いた曲かな、と私は思いました。片想いという面では作者さんの考えと少し似ています。 (2017年4月2日 17時) (レス) id: a728cb8a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:町田 | 作成日時:2017年3月18日 1時