Friend Ship

はっきりと確かに。 ページ12

コンビニに行って、源さんの下着などいろいろついでにお菓子とかを買って話すことにした。

明日は私も源さんもお休みだからゆっくりできる。

A「はい、お家つきました。」

源「はい、おかえりなさい、Aさん」

A「源さんもおかえりなさい」

2人で言い合って、同時に笑って。
また2人でただいまと言う。とても温かい。

源「Aさん、お風呂に入りたいんですが…」

A「あ、服まだしけってますもんね。沸かしてきます」

源「お願いします」

A「てきとーにしててください」

源「あ、はい」

湯船にお湯を溜めながら一日のことを考える。

いろんなことが早く流れる一日だった。
源さんと知り合って同居。
よく考えたらおかしな話だけど、源さんの人柄が、突拍子もないことでも私を許してしまう。

A「源さん、お風呂って…寝てる」

コンタクトからメガネに変えた彼は
また雰囲気が違っていて知的に見える。
丸メガネが、良く似合う。

A「源さん、源さん」

肩を揺すぶって起こす。

源「ん、あ、す、すいません。寝ちゃってて」

A「源さんって…メガネなんですね」

源「はい…あの」

A「似合ってます」

源「Aさん…あの」

A「はい？」

源「ち、近づかれると、誘われるっていうか…その」

A「え？」

源「へ、変な目で見そうです！お風呂いってきます！」

A「あ、はい…」

…油断しすぎてしまったのかな。
すこし申し訳ないことをしてしまった。

予想以上に＊→←野良犬を拾ったように。

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