太陽と月「相澤消太」 (ページ10)

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Episode08. ページ10

　
　
　
　
　
　
その頃、雄英高校では
相澤率いる１年A組の生徒がバスに乗り授業場へと向かっていた。

一番前の席で腕を組みながら目を閉じ

夢の続きを見るかのように

太陽が差し込む窓に顔を向けていた。

「A・・・」

そう、小さく呟いた声は誰の耳に入ることなく
A組生徒の声に紛れていった

気持ちを切り替え

「もう着くぞ。いい加減にしとけよ」
「「「ハイ！！」」」

一瞬でその場の空気を変えた、が

その言葉は自分に向けて言ったのか

生徒に向けて言ったのか、相澤自身もよく分からなかった

USJに着いたA組一同は、１３号の長々とした小言を聞き終え拍手を送っている。

「それじゃあ、まずは・・・」

言葉を発したと同時に、中央で黒い渦のようなものが目に入る

そこから青い髪をした男が、ジトっと殺意のある目を向けていた。

「一かたまりになって動くな！」

「え？」

「１３号！生徒を守れ」

ゾロゾロと黒い渦の中から、異様な集団が現れる

「何だアリャ？また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン？」

「動くな！あれは・・・敵(ｳﾞｨﾗﾝ)だ」
　
　
　
　
　