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EPISODE43 ページ15

 
 
 
 
 
 
「・・・・はァ?」

「いや、浮気した瞬間、ド派手に雷落とすぞ♡だったか?」






「嘘ついてんじゃねェ」





バレたか!と、大きな口を開けながら笑う宇髄






なんだよ、それ

テメェは最期にくだらねェ言葉残しやがって





俺だってお前だけを愛してんだよ








その予想外だった言葉に
心地よいと感じるほどに口角が上がる







今更そんなこと言いやがって、上等じゃねェか


絶対お前の事は忘れねェ









なァ、Aよ
テメェこそ、浮気したらぶっ殺してやるからなァ







お前は俺だけを見てろ






お前が来世ってやつを信じるなら、俺だって信じてやる

またいつか会おう、そして今度こそ離さねェからなァ









覚悟しとけよォ、A









「約束だよ」








俺の中にいるAがまた笑った

実弥と呼んでくれたAは微笑んだ







俺の心の中は、心地よい風が吹いたかのように穏やかだった

「時間なんていらねェ」、なぜなら俺はいつだって

Aと同じ時間を共有しているのだから









「おいィ、宇髄!相手しろォ」

「仕方ねぇな、手加減はしねぇからな!ド派手に来い」








俺がお前を忘れない限り

俺とお前はずっと一緒だ、これから先ずっと、永遠に









俺はお前を





 
 
 

――――――、(ここ)から絶対離さない

 
 
 
 
 

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作者名:玲兎 | 作成日時:2020年10月25日 15時

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