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食べ終わった後、湊くんとラウールくんは部屋に勉強しにいく。
Aちゃんと二人で片付けしている。
『すいません、ゆっくり食事もできないですよね…』
「ううん、全然。いつも一人で食べてたから楽しかったよ」
『それに…片付けまでお手伝いさせてしまって…』
「もう、申し訳なさそうにしないで？むしろ俺の方が迷惑かけてるし」
『迷惑じゃないです！』
「…もうお互い謝るのやめよ？」
『………でも………』
「じゃあ、《ありがとう》っていうのは？」
『…え？』
「お手伝いしてくれて《ありがとう》、助けてくれて《ありがとう》。そしたらお互い幸せな気持ちになるでしょう？」
『…すごい』
「え？」
『目黒さんは人の心を温かくしてくれますね。』
「そうかな？」
『はい。そばにいるだけで温かい気持ちにしてくれます』
「…なら俺がずっとそばにいたらAちゃんはずっと温かい気持ちでいてくれる？」
『ふふ、幸せな気持ちになりますね、きっと』
「じゃあ…」
ずっとそばにいてほしい
って言おうとした時、外から雷鳴が聞こえた。
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年10月7日 23時
