innocent sideRen (ページ37)

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湊「プッ、あはははははッ！！！！」

一通りさっきあった出来事を話したら、涙を流しながら笑う湊くん。

　『ちょっと湊笑わないでよ！！！！！』
湊「だって！寝ぼけて目黒くん抱きしめちゃって土下座して謝るって！！！めっちゃ面白いじゃん！！」
　『だって！！寝ぼけてたとはいえ…抱きしめちゃったし…』
　「ふは！全然大丈夫だよ笑」
　『本当ごめんなさい！！！』
　「大丈夫大丈夫」

Aちゃんは必死で謝る。
全然大丈夫だし、むしろご褒美かと思うくらい嬉しかった。
…そりゃあ、好きな人に抱きしめられて嬉しくない人はいないか。

湊「そんなことよりさ、腹減った」
　『そんなことよりって！…もう、ご飯つくろうか！』
　「Aちゃん、無理しないで？俺作るよ？」
ラ「そうですよ！無理はダメです」
湊「目黒くん、料理出来るの？」

凄く驚いた顔をする湊くん。

　「ある程度なら」
　『もう〜大丈夫だよ！無理はしないから！むしろ休みすぎたくらい』
湊「そんな休んでねぇけどな」
　『湊うるさい』
　「なら俺手伝うよ」
ラ「僕も！」
湊「そんなでかい二人が台所に立ったら姉ちゃん潰れちゃうから笑目黒くんお手伝いよろしく〜ラウは俺とゲーム片付けようぜ」
ラ「え！？ちょっと引っ張らないでよ！」

湊くんはラウールくんを連れて部屋に入って行った。
多分二人っきりにしようとしてる、湊くんの優しさだ。

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