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「え？」
ラ「湊、目黒さんびっくりしちゃってるから」
湊「あ、ごめんなさい！姉ちゃんが昔見てた本の王子様みたいだったから、つい」
「いや、大丈夫だよ」
湊「あ！！重いですよね、姉ちゃん！こっちです」
「失礼します」
家に入ると家庭的なお家ですごく安心する空間が広がっていた。
弟くんがAちゃんの靴を脱がせてあげて、誘導してくれる。
湊「姉ちゃんの部屋こっちです」
「ありがとう」
弟くんがドアを開けてくれて、部屋に入る。
女の子らしい色味だけど、シンプルで無駄なものを置いてない。
湊「ベッドに寝かせちゃってください」
「うん」
Aちゃんを寝かせると、弟くんが掛け布団を掛けてあげる。
起こさないように二人で静かに部屋を出た。
湊「多分、当分起きないからリビングでゲームしません？」
「ゲーム？」
湊「照くんもそろそろ来るだろし、ボードゲームでもしましょ！丁度人数足りなくて出来なかったやつあるんですよ！」
「ははは、いいよ！笑」
湊「よっし！ラウ！あれやろ！！」
ラ「ちょっと湊うるさいよ！！」
湊「あ！照くんから連絡！きたっぽい！ラウ、リビングに目黒さん連れてって！」
ラ「わかった」
お友達と二人でリビングにいく。
「…なんか、弟くんテンション高いね？」
ラ「Aさんが帰ってきて安心したんだと思います」
「そうだよね」
ラ「Aさんが病院で運ばれたって聞いた時の湊、顔が青ざめてて…昔を思い出したんだと思います」
「昔？」
湊「照くん来たよー！ゲームしよ！！」
照「湊！引っ張るなよ笑」
湊「あ、二人の飲み物ないね！持ってくる！」
嵐のような弟くんに3人で顔を見合わせて笑ってしまう。
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年10月7日 23時
