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入り口まで行くと、車がもうすでに前に停まってた。
Aちゃんは案内をするため助手席に、俺は後部座席に座った。
照「二人とも遅いよー」
『あ、拗ねてる？』
照「拗ねてませーん」
「ふは！岩本さん可愛いですね！」
照「え！？目黒さんなんですか！？もしかしてAから何か聞きました？！」
『昔お化け屋敷に入りたくないって拗ねてたって話した』
照「ねぇー！何で言っちゃうの！？」
「可愛いですね、めっちゃ好きになりました」
照「それはどーも！恥ずかしい！」
『照くんの拗ねるの可愛いんだもん！』
照「Aはもう余計なこと言わないで！」
『はーい笑』
「二人とも仲良いですね笑」
『昔はよく湊と3人で遊んでたんですよ！』
照「家が隣だったからなぁ」
『そうだねー』
「いいですね、幼馴染」
照「ほら、そろそろ行きますか！湊も心配してるだろうし」
『はーい、丁度ナビ入れ終わった』
照「じゃあ行きますか〜シートベルトちゃんとしてください〜」
車が出発してからは、二人の昔の話を聞いたりしてた。
しばらくしたら、Aちゃんが静かになった。
照「あ、こいつ寝てる」
「だから静かなんですね」
照「昔もよく車で寝てましたよ笑」
「昔から変わらないんですね」
後部座席からAちゃんの寝顔を覗く。
「寝顔、凄く幼く見えますね」
照「顔は幼いんですけど色々あって必死に大人になろうとしてるんですよね…」
「無理はしてほしくないですね」
照「…俺もAが引っ越してからの数年は分からないですけど…多分大変だったと思います」
「これからは頼って欲しいです。頼れる人は沢山いるんだから」
照「とりあえず今は寝かせてあげますか」
「そうですね」
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年10月7日 23時
