Kalanchoe２ (ページ43)

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『あ、樹くん。申し訳ないんだけど、そこに掛けてあるカーディガン大我にかけてあげて』
樹「はいよーん」
慎「寝てるきょも本当天使みたいだねー」
　「ちょっと生意気な天使だけどね」
樹「まぁーたそうやって照れ隠しする」
　『なに？？北斗照れてるの？』
慎「さっき、きょもと北斗が息があって仲良いねって話してたのに二人照れてるんだよ？」
　『なにそれ笑二人とも素直じゃないなー』
　「本当に馬が合わないの」
　『えー、ちゃんと大事にしてるくせにぃ！照れてるのかわいいなぁ！』
　「照れてないから！！」
樹「ちょっ、二人ともきょも起きちゃうよ笑」
慎「でも、そのうちジェシーと高地戻ってくるからうるさくなるよ？」

噂をすればなんとやら
廊下からジェシー特有の笑い声がする。

ジ「Ahahaha！高地やべぇよ！おじいちゃんおばあちゃんに大人気すぎてお菓子たくさん貰ってるw」
優「いやー、たくさんもらっちゃった笑」
　『ここの人たち、皆お菓子くれるよね笑」
樹「一週間分くらいあるね？」
優「いや、３日分」
慎「どんだけ食うんだよw」
優「俺のことはいいんだよ！大我は寝てるの？」
　『うん。安心して寝ちゃった〜』
ジ「昨日寝てないだろうしねー」
慎「それ俺が言った笑」
ジ「えぇーなぁんで言っちゃうの！」
慎「言うだろw」
樹「ほーんときょも年上だと思えないよねぇ」
優「誰よりも年下に見える笑」
　「ふとしたときにぐっと大人になるけどね」
　『大我は意外と周りの人のこと見てるからね』
樹「でも、久々にこんな安心した顔見たわ」
優「色々あったからなー」
　『本当みんなに心配かけちゃったね』
ジ「だぁいじょうぶだよ！」
慎「みんなAちゃんの味方」
　「心配するのは当たり前でしょ」
　『うん、ありがとう』

優しく微笑み寝ている京本の頭を撫でる。

慎「ね、なんか廊下騒がしくない？」
樹「なになに？」

なにやら言い合いが廊下から聞こえてきて、どんどん近づく。
勢いよく開いたドアには渡辺くんと、渡辺くんに腕を引っ張られている牧田さんがいた。

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