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47話 ページ8

少女はお腹いっぱいになったのか、とても眠たそうに目を擦っていた

「ねぇ、お母様

私、お外に行きたいな」

少し黙ったあと、ゆっくり口を開いた

「...ええ、貴方がもっといい子になったら一緒に行きましょう

前にも言ったでしょう?」

「...はい」

「さぁ、もう寝なさい

おやすみなさい」






少女の母親が部屋から出ていった

果たしてこの少女は母親と外に出られる日が来るのだろうか

そのとの時が来るまで、私が話相手になればいいのか

それとも、根本的な異能力の解除法を考えるべきか...

うーん、やることが多い

取り敢えず、私も眠ろう

私も疲れてしまった

​───────

​───────​───────

​───────​───────​───────

『また殺さなかったのか!!

何故殺さない!!』

「っ!!」

ドアの向こうから大きい声が聞こえる

中性の怒鳴り声がこの部屋で大きくはないがはっきりと内容が聞こえる

『ごめんなさい...ごめんなさい...!!

い...痛い!!痛い痛い痛い!!!!!!』

『この役たたず!!使えないゴミめ!!』

パシパシと、肌を叩く音が聞こえてくる

少女はまだ寝ている...

彼女にこんなもの聞かせる訳には行かない

ドアの前に立つだけでも音を遮ることができるはず...

余っている毛布にくるまり、ドアの前に立つと、音が少し小さくなったみたいだ

どうか、日が暮れる前にことが済むように

今はただ祈るだけ

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作品ジャンル:アニメ
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曇天に笑う - 更新してほしいです! (2019年6月1日 8時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
鯖缶(プロフ) - イムさんさん» もったいないお言葉です!喜んで頂けて幸いです!あと、返事が遅くなってしまい申し訳ございませんでした (2019年4月1日 2時) (レス) id: f71cad7af8 (このIDを非表示/違反報告)
イムさん - 中也パイセンイケメンすぎる……! (2019年1月27日 22時) (レス) id: e7f7ec6ca4 (このIDを非表示/違反報告)
鯖缶(プロフ) - 曇天に笑うさん» なかなかアイディアが浮かばないのでリクエストなど、参考になるものを頂けませんか?宜しければお願いします (2018年12月28日 0時) (レス) id: aa7bacf7ae (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 続き見たいです! (2018年12月23日 14時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鯖缶 | 作成日時:2018年12月6日 17時

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