第３１話 〜顔見せ〜 ページ37
そんなわけで、私と五奇人の皆は、体育館の舞台袖にいる。アイドル科の生徒達がぞくぞくと入ってくる。
彼らにはなぜ集会があるかは説明されていないらしい。突然放送で『集会があります、生徒は体育館に集まってください。』と言われただけ。
なんだろう、と思うのは当然な訳で。
「なんだと思う？」「わかんないんだぜ！」って話してる声が聞こえる。
「静かにしてください。」
椚先生の声が、体育館に響いた。
生徒は、すぐに静かになった。…椚先生、凄い。
椚先生は、静かになった瞬間話し出す。
「今日集まってもらったのは、ある生徒が帰って来たのを知らせるためです。二、三年生は分かっていると思いますが、一年は知らないでしょうから顔見せも兼ねて。…彼女はアイドル科でもあり、本当のプロデュース科の一人目です。」
アイドル科でもあり、本当のプロデュース科の一人目です。という言葉に、一年が少しざわつく。
彼らにとってのプロデュース科の一人目は、あんずちゃんだからね。
「一年生、静かにしなさい。…表裏さん、どうぞ。」
あ、呼ばれた。さて、行きますか。顔見せに。
私と五奇人の皆は、舞台袖から舞台に歩く。
そして、生徒の前に来た。
私を真ん中に、周りに五奇人の皆が立つ。
自己紹介しないとね。
「私はプロデュース科三年、表裏Aです。一年は、はじめましての子が多いよね。…椚先生が言った通り、アイドルだったし、プロデュース科でもあるの。えっと、これから、よろしくね。」
私が自己紹介をすると、
「驚いておるのぅ、一年諸君。Aは、我輩達の仲間じゃ。優しく、実力もある。まずは気さくに話してみるが良かろう。」
零が続けて言う。 誉められた。恥ずかしい。
そんなこんなで、顔見せは終わった。
一年の驚き具合に、こっちが驚いた。
第３１、５話〜顔見せ、一年side〜→←【作者より】お知らせ
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藍刻 零紗(プロフ) - りあゆきさん» 了解いたしました！ちょっとずつ直していきますね。指摘ありがとうございます！ (2017年8月22日 22時) (
レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
りあゆき(プロフ) - 深海くんの口調を、できればひらがなにしてほしいです。あ、初コメ失礼しました (2017年8月22日 20時) (レス) id: 1a940d4794 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます！コメント、めっちゃ嬉しいです(*^O^*)更新頑張ります！ (2017年7月2日 19時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - テ*トお疲れ様でした！絵上手過ぎですか…°‐°無理のないように、更新頑張ってください！ (2017年7月2日 18時) (レス) id: f8ef116a38 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます！そう言ってもらえるのは作者としてとっても嬉しいです(*≧∀≦*)これからも頑張るので、よろしくお願いします！ (2017年6月19日 16時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
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